3月12日、中国人民銀行、国家外貨管理局は北京で多国籍企業の人民元・外貨一体化資金プール業務の試行を展開することを決定した。
今回北京が率先して試行を実施したのは、中国人民銀行と国家外貨管理局が北京の「両区」建設を支持する重要な措置であり、地域貿易投資の利便化とビジネス環境の最適化の促進、首都経済の高品質な発展のサポートに対して積極的意義がある。同試行は既存の人民元・外貨資金プール政策に対する統合・アップグレードであり、2つの資金プール政策の優位性を融合し、参入許可の条件を適度に高めると同時に、より大きな政策ボーナスを作り出し、多国籍企業の越境資金がより統合的に使用しやすくなる。
北京地区は一貫として多国籍企業の外貨管理改革の先行的試験区であり、既に80社の多国籍企業が越境資金の集中運営業務を展開しており、資源配置の最適化、越境資金使用効率の向上に良いビジネス環境を構築してきた。人民元・外貨一体化資金プール業務の試行は、越境資金の集中運営レベルを更に向上させ、より多くの多国籍企業を誘致し、グローバル又は地域資金管理センターを北京に設立させることで、北京のハイレベルな対外開放をサポートする。
(情報提供:経済日報)