4月19日、北京CBDは「両区」建設成果を発表した。北京自由貿易試験区国際ビジネスサービスエリアの発足以来、1300社余りの企業がCBDに入居し、うち、外資系企業は120社を占め、前年同期比79%以上増加した。優良企業の爆発的な増加は、「両区」政策の相乗効果とビジネス環境の持続的最適化の結果とされている。
グローバル企業誘致サービス体系の持続的整備
昨年9月、北京自由貿易試験区国際ビジネスサービスエリアが発足し、CBD中心区はその重要な一部である。CBD中心区の面積は約7平方キロメートルであり、2020年の単位面積当たりの収入額は1平方キロメートルにつき943億元を超え、税収1億元を超えるオフィスビルは49棟に上り、初の100億元ビルが誕生した。
今年1月3日、CBD企業誘致サービスセンターは、企業誘致と行政サービスが複合された全市初の機関として正式に運営を開始した。今年、当センターにはキャノン、CPグループ本部、網聯科技などの122社の主要企業が入居した。
グローバル企業誘致サービス体系の構築は着実に進んでいる。今年3月末には、CBDグローバル企業誘致連絡ステーション中国上海支部が発足した。これは北京CBDが他都市に開設した最初の連絡ステーションで、企業が北京CBDでの投資プロジェクト契約を締結し、実行に移すように積極的に推進している。
企業バトラーによる企業ニーズのマッチング
400平方メートルに及ぶ企業誘致サービスセンターは、行政サービス、展覧・展示、グローバルマッチング、総合会議及び多機能発表など、多くのエリアから成る。ここで、企業設立登録のすべての手続きは一度で行うことができる。
取材によると、各バトラーはそれぞれ100社の主要企業のマッチングを担当し、1社に対し1つのファイルで管理する。バトラーは企業が事業を実行に移すに当たって、関連事項を受理し、全プロセスにわたって手続きを代行する。企業が実行に移した後は、さらに定期的なフォローアップや企業訪問を行う。企業訪問によって状況を把握したうえで企業の要望リストを作成し、今後60以上の要望を逐一分析し解決していく。バトラーサービス、企業ニーズ調査など、1つ1つの措置を講じ、CBDのビジネス環境の持続的な最適化を図る。
複数の「初」を取得する比類なき事例15件
わずか数か月で、北京CBDは複数の全市「初」となる前例のない事例が15件に達した。例えば全市初の自由貿易試験区のマークが付いた営業許可証の発給や、全市初の個人信用調査会社の入居、初の人民元・外貨一体化試行事業の実行、初のワンストップサービスセンターの運営開始などが挙げられる。
次の段階で、北京CBDはエリア内の国際的資源の結集による優位性を強化し、引き続き北京における対外開放の高地(影響力のある場所)を建設し、世界一流のビジネス中心区を建設する目標に邁進していく。
(情報提供:北京晩報)