このほど、北京税関が公表した統計データによると、今年上半期に、北京地区(北京駐在中央機関を含む)の輸出入額が1兆4200億元(人民元、以下同じ)で、過去最高記録となり、26%増(2020年同期比、 以下同じ)となった。この内、輸入は1兆1300億元で、28.2%増となり、輸出は2930億5000万元で、18.1%増となった。

上半期、北京の月次輸出入額には波があり、上昇傾向を示し、全体的には2020年と比べて顕著に改善した。北京の輸出入額は3月に2500億元を突破した後、4、5月の輸出入額規模は「急増後減退」となり、前月より減少傾向を示した。6月の輸出入額は2667億元で、2019年12月以降、北京地区月次輸出入額の過去最高を記録した。

主な貿易相手国との貿易は成長傾向を維持した。上半期、北京地区は貿易相手上位5か国であるEU(英国を除く)、米国、ASEAN、オーストラリア、日本との貿易額は継続的に増加を維持し、輸出入額は北京地区全体のそれぞれ14.1%、10.1%、10%、6.4%、4.9%を占めた。この内、米国に対する輸出入額は1436億5000万元で、120.9%増となり、成長幅は最高となった。同期において、北京地区の中東欧諸国に対する輸出入額は255億1000万元で、44.4%の伸びとなった。

自動車や農産物の輸入増加幅は5割を超えた。上半期、北京地区の輸入上位5品目のうち、自動車と農産物の輸入額はそれぞれ1112億2000万元、968億5000万元で、それぞれ71.2%増、53.6%増となった。また、原油の輸入額は4041億9000万元で、プラス20.3%となり、輸入量はプラス2.7%で、平均価格は17.2%上昇した。天然ガスの輸入額は792億4000万元で、11.1%増加した。鉄鉱石と精選鉱の輸入額は779億8000万元で、36.6%の伸びを示した。

ハイテク製品は北京地区の輸出額の増加を牽引した。上半期、北京地区の薬材・医薬品の輸出高は379億1000万元で、前期より12.4倍増えたのだ。携帯電話の輸出額は435億6000万元で、68.6%増となった。集積回路の輸出額は85億元で、27.8%増となった。同時期に、北京地区の大口商品の輸出は減少傾向となり、精製油の輸出額は783億9000万元でマイナス5.6%、輸出量はマイナス5.8%となり、平均価格は0.2%の微上昇だ。鋼材の輸出額は69億8000万元で、0.8%減少した。(終了)

(情報提供:中国新聞網)