2021年の北京市の固定資産投資は前年同期比4.9%増で年初の予想を1.9ポイント上回り、外資及び中国香港・マカオ・台湾地区による投資は前年比22.3%増で4年ぶりの最高水準に達し、民間投資は前年比6.4%増で2年間の平均伸び率は6.9%で全市投資に占める割合は過去5年間で最も高い水準となった。
投資の「効果」が向上
北京は、国際科学技術イノベーションの中心地、「両区」建設、デジタル経済模範都市、供給側構造改革による新需要の牽引と創造及び京津冀(北京市・天津市・河北省)協同発展という「五子」の実現に力を入れることで、実作業量増加と生産能力増強を反映させた建設及び設備据付投資額は10.3%増加した。製造業への投資は前年比68.3%増と全国平均を54.8ポイント上回り、ソフトウェア・情報サービス業への投資は前年比20%増、金融業への投資は前年比68.2%増と、質の高い発展に新しい弾みをつけた。
大型プロジェクトの建設・備蓄におけるブレイクスルー
北京市は「新規開発・継続建設、増量・備蓄に力を入れる」という革新的な業務手法により、「3つの100」と呼ばれる市の重点プロジェクトの投資額が年初の計画より3ポイント高い2872億元を達成し、着工率は85%とここ10年で最高水準となった。
投資の「活性化」が進んだ
北京は、改革のための原動力を求め、改革によって活力を引き出す方針を固持し、「両区」の改革・イノベーションを深く実行し、ビジネス環境改革と投融資改革を最適化し、社会投資円滑化レベルを強力に向上させてきた。外資及び中国香港・マカオ・台湾地区による投資額は前年比22.3%増加し、4年ぶりの高成長となった。民間投資は前年比6.4%増、過去2年間で平均6.9%増となり、全市投資額に占める割合は過去5年間で最も高いレベルに達した。
(情報提供:中国新聞網)