北京市は今年、「3つの100」重点プロジェクトを継続して実施し、新たな需要を引出し有効な投資を積極的に拡大し促進するための、100の重大テクノロジーイノベーション・高精尖(ハイエンド・精密・先端的)産業プロジェクト、100の重大インフラプロジェクト及び100の重大民生改善プロジェクトを集中的に推進する計画だ。今年の「3つの100」北京市重点プロジェクトの投資総額は約1兆2千億元で、年内の計画投資額は2,802億元。
100のテクノロジーイノベーション・高精尖産業プロジェクト
100の重大インフラプロジェクト
主要機能エリアと主要産業パークにサービスを提供する、一連の新しい支援プロジェクトを追加し、「四網融合(都市鉄道輸送、郊外鉄道、都市間鉄道、幹線鉄道の一体発展の促進)」、「駅まち一体開発」、地域をつなぐ交通インフラにより、京津冀(北京市・天津市・河北省)における現代的な都市圏の建設を後押しし、都市開発の枠組みや機能配置の調整を推進する。当年度の計画投資額は630億元。
100の重大民生改善プロジェクト
「七有(児童育成支援・学生教育支援・労働所得保障・医療保障・養老サービス支援・居住サポート・弱者支援)」と「五性(国民生活の利便性・住みやすさ・多様性・公平性・安全性)」に焦点を当て、力を尽くして公共サービスの不足を補い、民生を継続的に保障・改善していく。同時に、強靭かつ安全な都市づくりを軸に、エネルギーセキュリティ、水害復旧、緊急物流など一連の新プロジェクトの構築、国際病院、インターナショナルスクールといった社会資本が参加する都市再生プロジェクトなどを追加して、社会投資を活性化させる。当年度の計画投資額は1,667億元で、全体の6割近くを占めている。
市民にプロジェクト建設の効果を実感させ、冬季オリンピックの年に、世界に「ダブル・オリンピック・シティー」として北京の文化的蓄積と魅力を伝えるため、北京は今後、感染症対策に取り組むと同時に、市の重点プロジェクトを足がかりに、着実な投資の増加促進に向け、より大きな役割を担うため全力を挙げて取り組んでいく。
(情報提供:人民網)