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提供元:  北京城市副中心報  |  
2024-09-09  |  

北京副都心は、建設業のグリーン発展、交通の超低排出区域の建設、再生可能エネルギーの大規模利用、エコ製品の価値実現、グリーン技術の応用、産業集積などの推進に全力で取り組み、「グリーンによる経済成長の促進」事業の推進体系を検討・提案し、副都心のグリーン発展標準体系の構築を加速させ、グリーン発展のベンチマークとなるモデルプロジェクトを数多く企画し、副都心でグリーン発展と質の高い発展が相互に促進し合い、緊密に協力して成長し、改革の取り組みが具体的な開発成果につながるパターンの形成を目指している。

副都心は質の高い発展を改革の有効性を測る「試金石」として、現代化を目指して質の高い発展の成果を経済・社会発展のグリーン化によって強化しようとしている。一連の改革措置と事例は生態文明の建設における副中心の役割を示している。

新規大型公共建築物に対する三ツ星グリーン建築標準を率先して適用し、エネルギー使用量と二酸化炭素(CO2)排出量の総合評価の試行を率先して実施した。気候変動への投資と融資に関する国家パイロットプロジェクト、林業の炭素吸収源に関するパイロットプロジェクトに続き、気候変動適応型都市の建設に関する国家パイロットプロジェクトの承認を受けた。副都心はグリーン・イノベーションの要素を集め、グリーン発展の新たな原動力を培う機会をつかもうとしている。

グリーン建設分野、市内最大の深部地熱プロジェクトが今年着工

副都心では、アジア最大の地下総合交通ハブの建設が本格的に進められている。注目すべきは、この巨大な施設が地元の再生可能エネルギーを利用し、市内で初めて深部地熱熱交換技術を導入することである。

深さ約150メートルの浅部地熱に比べ、深部地熱井ヒートポンプシステムは深さ2,700メートルまで探査可能で、井戸1本当たりの投資額は約1,000万元である。同技術の導入により、北京市における深部地熱の大規模な普及と利用につながる実施経験とデータが提供されることが期待される。同プロジェクトは今年中に着工し、来年下半期を目途に稼動する予定である。

現在、副都心における再生可能エネルギーの利用率は60%に達している。林立する煙突から緑豊かな景観へと生まれ変わった副都心は、浅部地熱エネルギーと中深度熱水地熱を採用して国内初の「ニアゼロエミッション地域」を率先して構築し、再生可能エネルギーの利用率が高く、中国でも先進的なレベルに達しているセントラルヒーティングを実現した。

グリーンエネルギー分野、副都心の省エネとCO2排出量削減を推進する新型電力システム

データによると、副都心のエネルギー分野におけるCO2排出量は全体の90%以上を占めている。中でもエネルギー分野における電力消費によるCO2排出量の割合が約69%を占めている。今後、最終消費エネルギーの電化が進むにつれて、この割合はさらに高まっていくと予想される。

今年上半期、都市緑心(セントラルグリーン)プロジェクトが国家能源局(エネルギー局)の「エネルギーのグリーン化・低炭素化の典型的事例」リストに掲載された。調査によると、11.2平方キロメートルの都市緑心の延床面積は60万平方メートルに達する。同プロジェクトは地域のエネルギー効率を最適化し、エネルギー制御システムを通じてエネルギー消費を32.69%削減し、「電炭一張図」という電力・炭素算定システムを通じて地域のCO2排出量を的確に監視することができる。2025年までに、都市緑心において、電力をベースとしたエネルギー消費構造を構築すると同時に、地域のグリーン電力供給率及び地域の再生可能エネルギー利用率をいずれも100%に到達させ、さらに高度にデジタル化・スマート化された配電網により、産業パークが最終的にカーボンマイナス経営を達成することを目指している。

副都心が注力しているCO2排出量削減に向けた取り組みは、交通、建設、エネルギーの3つの主要分野にも反映されている。

グリーン建設の面では、ユニバーサル電力供給サービスセンターが北京初の太陽光発電・エネルギー貯蔵・直流・柔軟性(PEDF)ゼロカーボン事業所を建設し、100%グリーン電力供給を実現し、75.5トンの炭素を削減した。新型電力システムの実験基地では、ボイラーの代わりに地熱ヒートポンプを採用し、従来の電気ボイラーと比べて75%のエネルギーを節約することができた。

グリーン交通の面では、副都心で低速充電と急速充電の両方のニーズを同時に満たす2キロ圏内の充電サービスエリアの構築を目指している。また、北京市全域をカバーする「電気自動車と電力網の相互接続」プラットフォームの構築を目指している。

グリーンエネルギーの面において、国家電網と通州区党委員会・区政府は共同で、国家グリーン発展モデル区エネルギー管理センターの建設を目指している。同センターは今後、エネルギー運営、エネルギー消費サービス、炭素監視サービスを担うと同時に、都市スマートエネルギー管理システムを導入し、副都心の範囲内で電気や熱、石油などのエネルギーデータにアクセスし、スマートシティの建設を支援する。

グリーン発展の新分野、副都心のグリーン変革を促進するESG評価体系

北京ESG研究院が実施するESG(環境・社会・ガバナンス)評価体系は、企業の環境・社会・ガバナンスのパフォーマンスに焦点を当てた投資理念と企業評価基準である。言い換えれば、ESGは都市のグリーン発展の「特別な分野」として、体系構築、政策革新、基準策定などを通じて、副都心におけるグリーン発展に向けた強固な基盤を構築している。

ESGは北京副都心において複数の応用シーンに導入されている。現在、中国の特色を持つESG社会貢献評価体系を、区内企業へのサービス、政府の投資、奨励金・補助金、国有企業のESGガバナンスなどに関する政策・制度革新に取り入れ、合理的な方法や手法で、社会貢献度の高い企業に対し価値ある要素や資源を優先的に移転・配分する試みが進められている。

(情報提供:北京城市副中心報)


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