このほど、「中国金融新発展指数報告書2023」発表会と金融サービスの質の高い発展シンポジウムが北京で開催された。

同報告書によると、首都で国家金融管理の中枢である北京の金融新発展指数は、昨年に引き続き全国1位となって、フィンテック、グリーン金融、国際金融協力などの分野で著しい優位性を持ち、特に政策による牽引と金融イノベーションの面において重要な役割を果たしたという。

同報告書のデータによると、北京は金融資産の総量と増加量の2つの方面で優れた成績を収めている。大量の良質な金融要素の資源が集まり、万全の管理システムも備わっている北京は、金融の革新的な成長のために有利な条件を提供した。さらに、北京はフィンテックの活用、グリーン金融の発展、金融包摂の普及、養老金融のイノベーション、デジタル金融の整備においても際立つ成果を上げた。

フィンテックの活用に関して、北京は、政策による支援、技術革新、市場の育成などの措置を講じることで、国際的な影響力を持つフィンテック企業やイノベーションプロジェクトを次々と誕生させた。これらの企業やプロジェクトは、金融業界のデジタルトランスフォーメーショとアップグレードを促進するだけでなく、経済社会の持続可能な発展も強力に後押ししている。例えば、北京のモバイル決済、ブロックチェーン、人工知能などのフィンテック分野での活用はいずれも全国をリードしている。

グリーン金融の成長に関して、北京は中国のグリーン金融改革の重要な実験場として、グリーン債券の発行、グリーンローンの貸与などグリーン金融商品・サービスのイノベーション事業を積極的に推進している。北京はグリーン金融の急速な発展を通じて、経済社会のグリーン発展に強力な金融支援を提供している。一方、北京はグローバルなグリーン金融協力・交流にも積極的に参加し、同市の国際グリーン金融分野での影響力と発言力を高めている。

（情報提供：北京日報）