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2025-11-06  |  

2025年6G発展大会が、2025年11月13日から14日にかけて北京経済技術開発区にて開催される。同大会では、6GにおけるAIネイティブ設計、エージェント通信などの最新研究成果が重点的に展示される。

大会は2日間の日程で、初日は開幕式とメインフォーラムを開催、中国科学院・工程院の院士を招いて基調講演が行われる。「6G標準元年」をテーマに掲げ、ITU-Rや3GPPなどの国際標準化機関の6G責任者、中国通信標準化協会の責任者、ヨーロッパ・日本・韓国など6G産業団体関係者、通信事業者、製造企業、大学・科学研究機関の代表者に加え、ロボット産業などのパートナーも招き、「6GとAI融合によるエコシステム構築」をテーマに円卓フォーラムを開催。6G通信とAIの融合が切り開く新たな可能性について、活発な意見交換が行われる見込みである。

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写真提供:VCG

2日目の11月14日には、6Gネットワーク技術、ネイティブAI、無線通信技術、通信・感知一体化、宇宙・地上統合ネットワーク、セキュリティ・信頼性、北京の6G産業発展などのテーマを中心に7つの分科会が並行して行われ、業界の専門家が最新の研究成果を発表。産業動向の分析や将来の応用展望について議論を深め、6Gの革新的な発展をともに推進していく。

見どころの一つとして、大会では「6G通信AI融合」「通信・感知融合」「没入型通信」などの重点分野における技術報告書が発表され、今後の標準化と産業化に向けた技術指針を提示する。特に通信AI融合分野では、6G AIネイティブ設計やエージェント通信など最新の研究成果を重点的に展示するほか、2025年度の6G技術試験結果も公表される。さらに、中国情報通信研究院が業界と連携し、6G技術試験プラットフォームの機能を強化することにより、6Gの標準策定と産業界の研究開発を支えるため、開発の全工程に対応した技術検証と反復改良が可能な公共サービスプラットフォームの提供を図る。

本大会は、中国信息通信研究院(CAICT)およびIMT-2030(6G)推進グループの共同主催、北京市経済情報局と北京経済技術開発区管理委員会が開催するものである。

(情報提供:新京報)