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昌平区は北京のニュータウン及び科学技術・教育新区で、首都北西部の「生態障壁」となっており、6000年の文明史及び2000年の建設史を持つ繁栄と安泰の地である。また、明の十三陵と居庸関の2つの世界遺産を有する文化観光名区でもあり、全国の科学技術イノベーションの中心としてメインプラットフォームの構築に注力しており、首都の質の高い発展に寄与しているイノベーション活力に満ちた都市である。

昌平区の面積は1343.5平方キロメートルで、現在8つの街道と14つの鎮を管轄し、常住人口は216万6千人である。改革開放から40年以来、科学技術・教育による区の振興戦略と、イノベーション主導型発展戦略の実施を堅持し、総合的経済力、都市・農村の発展水準、民生及び社会福祉が大幅に向上し、各種事業が大きな進歩を成し遂げた。特に2014年及び2017年に、習近平総書記が北京を2回視察した後、京津冀(北京・天津・河北)の協同発展、首都の「4つの中心」機能の構築という歴史的なチャンスをしっかりとつかみ、減量化発展を基礎とし、革新的発展を牽引力とすることで、経済・社会の発展において深い変革が起きている。

昌平区は、歴史上の「京師の枕」、新時代の文化的魅力にあふれた都である。区内には、北京で発見された最も古い新石器時代の「雪山文化」という文化遺跡がある。秦の時代は軍都県が、また、西漢の時代は昌平県が設立され、その名は2000年以上の歴史を誇る。明の時代に昌平州に昇格し、永安城と巩華城が建設され、「京師の枕」、「股肱のような要地」と称された。現在、2カ所の世界文化遺産に加え、銀山塔林、白浮泉遺跡など6カ所の国家級文化財保護機関を有している。居庸畳翠は歴史上の「燕京八景」の1つである。中国共産党南口特別支部は、北京で最も早く成立された労働者の党支部である。近年において、文化で人を育成し、文化で区を強化し、昌平の歴史的文脈整理プロジェクトを実施し、一連の歴史・文化的資源の発掘・整理・救済・保護を行っている。北京は現在、大運河、万里の長城、西山永定河といった三大文化帯を建設中で、昌平は三大文化帯と関わる唯一の区となっている。現在、昌平の歴史・文化のランドマークプロジェクトを実施中で、大運河の源にある白浮泉遺跡公園を建設し、文化遺産と各種文化財の全体的な保護を強化し、明の十三陵ポータルサービス区、新城東区の特色ある文化クリエイティブ区を建設し、歴史・人文と先端科学技術が互いに輝き合う文化的魅力のある都市の構築に努めている。