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園区の名称:北京オリンピック機能区

所属区:朝陽区

園区の住所:計画範囲は西、北、南の3つの方向では朝陽区の境界線までとし、東が来広営地区東北界―京承高速道路―東北第4環状線―曙光路―香河園街道までを境界線とする。 

園区の紹介:オリンピック機能地域は北京市朝陽区の重要な機能地域であると同時に、北京市のハイエンド産業機能区域である「オリンピック中心区」の産業支援地域でもある。同機能地域は「双奥園区」の北京オリンピック公園を核心とし、計画中の総面積が67.4平方メートルと見積もられ、オリンピック村(選手村)、大屯、亜運村(アジア競技大会選手村)、安貞、和平街、小関、香河園の7つの街道(町)と来広営の西部、太陽宮の北部の2つの地区の事務所を含んでいる。十年の間、同区域は計1850億元の税金を徴収し、590億元の所属地財政収入を実現させ、年間平均増加率が8%を超えている。2022年の冬季オリンピック大会の準備とアジアインフラ投資銀行、奥体文化商務園区などの新たな産業地帯の整備につれて、同機能地域は新たな高速成長期を迎えると期待されている。

オリンピック機能区域は北京市の伝統な中軸線の延長線にあり、中国の数千年もの長い歴史と文化の継続を示している。同地域はデザインにおいて「テクノロジー・グリーン・ヒューマニティ」という3つの重要な理念を集中的に表し、『北京都市総体計画(2016~2035年)』の中で定められる区域のポジショニングに沿い、同地域を体育、文化、会議展覧、観光、科学技術、ビジネスが一体となった現代体育文化中心区に築き上げていく見込みだ。

【体育】2013年7月23日に、北京オリンピック公園は国家体育総局から正式な意見付き回答書を受け、国内初の国家スポーツ産業示範基地となった。北京オリンピック公園はオリンピック機能の核心地域として、2008年の夏季オリンピック大会と2022年の冬季オリンピック大会の主な開催地であり、ここでは国家体育場(「鳥の巣」)、国家水泳センター(「ウォーターキューブ」)、国家体育館、国家スピートスケート館(「アイスベルト」)など世界レベルの体育館が集まり、国際的大型スポーツ大会を主催するのに最適な場所となっている。また、発展の成果を「民衆と分かち合う」という理念を貫き、多種多様の全民フィットネスイベントと広い活動空間を提供している。
【文化】オリンピック機能区域の核心地域として、北京オリンピック公園は2008年夏季オリンピック大会の物質成果と文化成果を集中的に受け継ぎ、中国の伝統文化の継承と発揚において集大成の地域といえる。同園では「鳥の巣・アトラクション(中国語:鳥巢·吸引)」、「アート・イン・ウォーターキューブ(中国語:芸術水立方)」、「オリンピックパーク・ミュージカルシーズン(中国語:奥林匹克公園音楽季)」などを含む数回の総合型文化公演イベントを相次いて開催し、広範囲な影響力を持つ文化ブランドに築き上げてきた。同園では中国科技館、中国歴史研究院、中国国家美術館、中国工芸美術館、中国無形文化財展示館などの国家レベルの文化施設、及びパーフェクト・ワールド(中国語:完美世界)、小馬奔騰、京演文化、海潤影視、中国文聯、中国音楽学院、中国国家地理雑誌社など300社あまりの重点的文化企業が集結しており、当該地域を中国で優れた文化を展示するのに重要な窓口としている。

【会議展覧】同区域は国家会議センターなどのコンベンション・リソースの優位性と「チャイナ・サービス」という地元保障ブランドを拠り所として、相次いてAPEC非公式首脳会議、「一帯一路」国際協力サミットフォーラム、中国-アフリカ協力フォーラム、アジア文明対話大会など数多の重大な国際イベントを主催してきた。国家会議センターは既に中国ないし世界における会議展覧業界のトップレベル企業となり、スタンダードレベルの作成と管理における手本となっている。

【観光】2010年、オリンピック機能区域の核心地域として、北京オリンピック公園は「国家級AAAAA観光地区」に選ばれた。2008年の夏季オリンピック大会の閉幕以来、同園は累計延べ5億人の国内外の観光客を迎え入れ、年間平均観光客数が約5000万人に達し、既に北京で最も人気が高い観光地の一つとなっている。2018年に、同園は「十年前の夏季オリンピックの輝きを受け継ぎ、冬季オリンピックの氷雪の夢を切り開く(中国語:承夏奥十年輝煌,啓冬奥氷雪梦想)」をテーマに、国内外に募集をかけ、その結果を北京オリンピック公園の「十八の景色」として発表した。これはオリンピック公園が文化の積み重ねを整え、観光資源の仕上げに対する重要な成果となった。

【科学技術】オリンピック機能区域では科学技術に関わる資源が豊かで、中国科学院地理所、遠隔探査所、微電子所など十数か所の国家レベル科学研究院所、及び数多くの重点実験室、並びに中国科技館、国家科学技術伝播センターなど国家レベルの科学普及基地がここに拠点を置いている。区域内のスマート発展を促すために、同管理委員会は「インテリジェント・パーク」を導きとし、各体育場・体育館がインターネット化、スマート化、協同化の特徴を持つサービスプラットフォームの構築するよう誘導し、周辺の関連施設とサービス保障の情報化整備を加速させ、新技術がより広範囲で採用され、新スタンダードをより素早く輸出し、同園における公共サービスの水準と区域管理の水準の向上を実現させている。

【ビジネス】オリンピック機能区域においてビジネス環境が絶えず改善され、「一帯一路」イニシアティブの重要なサポーターとしてのアジアインフラ投資銀行も近いうちに参入し、奥体文化商務園区の建設が加速され、50万平方メートル近い新築オフィスビルと120万平方メートルを超える開発待ちの用地が次々と活用される見込みだ。これらにより、オリンピック機能区域はハイエンドビジネスサービス業、文化体育、科学技術金融などの業種に従事する国際組織、機構と企業を引きつけ、同区域の国際的なポジショニングに適した産業環境を作り出すだろう。

管理委員会の名称:北京オリンピック公園管理委員会

管理委員会の担当者:邸雯昕

管理委員会の連絡先:86-10-84972782