「北京市における汎用人工知能のイノベーション発展を促進するための若干の措置」

2023-07-20

「北京市におけるグローバルな影響力のある人工知能イノベーション発信地の建設を加速するための実施案(2023~2025年)」の実施を徹底し、政府の指導的役割とイノベーションプラットフォームの促進的役割を十分に発揮し、革新資源を統合し、要素の配置を強化し、イノベーションエコシステムを構築し、リスク防止を重視し、当市の汎用人工知能分野で革新リードと理性的かつ健全な発展の実現を推進するために、以下の活動措置を提出する。

一 計算力資源の統合供給能力を向上させる

1商用計算力により当市の緊迫した需要を満たす。計算力パートナー計画を実施して、クラウドメーカーとの協力を強化し、多元化した良質かつ包括的な計算力を提供する。

2新規計算力インフラの効率的な構築を推進する。北京人工知能公共コンピューティングセンター、北京デジタル経済コンピューティングセンター等の建設プロジェクトを加速し、規模化した先端計算力の供給能力を形成する。

3統一したマルチクラウド計算力管理プラットフォームを構築する。ヘテロジニアス・コンピューティング環境の一括管理、一括運営を実現する。地域の計算力クラスターの基幹光伝送ネットワークへの直接接続を最適化して、環京地域における計算力統合管理能力を高める。

二 質の高いデータ要素の供給能力を向上させる

4質の高い基礎訓練データ集をまとめる。安全かつコンプライアンスに合致したオープン基礎訓練データ集を構築し、質の高い予備訓練中国語コーパスを構築し、法律に基づき設立されたデータ取引機構における流通・取引の展開をサポートする。

5データ訓練基地の建設を計画する。データ基礎制度の先行試行モデル区の建設を加速し、データアノテーションライブラリの規模と質を向上させ、データ貢献、モデル応用に基づくビジネス化シーン協力を模索する。

6データ集の精細化アノテーションクラウドソーシングサービスプラットフォームを構築する。データ集の精細化アノテーションクラウドソーシングサービスプラットフォームを構築して、スペシャリストによるアノテーションへの参加を奨励し、プラットフォームの奨励メカニズムを検討する。

三  ビッグモデル等の汎用人工知能技術体系を系統的に構築する

7ビッグモデルのイノベーションアルゴリズム及びコア技術研究を展開する。基礎モデルのフレームワーク革新を模索し、ビッグモデルの効率並行訓練技術及び認識推理等のチューニング手法について検討し、オープンソース技術のエコシステム構築を奨励する。

8ビッグモデルの訓練データ採集及び管理ツールの研究開発を強化する。データ管理プラットフォームの関連システムを構築して、データクリーニング、アノテーション、分類、注釈及び内容審査等のアルゴリズム及びツールを研究・開発する。

9ビッグモデルの評価テストオープンサービスプラットフォームを構築する。多状態・多次元の基礎モデル評価テスト基準及びテスト方法を構築して、評価テストのアルゴリズム及びツールを研究・開発し、自動評価テストオープンサービスプラットフォームを構築する。

10ビッグモデル基本ソフトウェア・ハードウェア体系を構築する。分散型訓練システム、コンパイラ及び人工知能チップの自動化評価テストシステムの研究開発をサポートして、基本ソフトウェア・ハードウェアが広く適合できるように推進していく。

11汎用人工知能の新たなルートを模索する。汎用人工知能の基礎理論体系を発展させ、汎用知的エージェント、身体性知能(Embodied Intelligence)、脳型知能等の汎用人工知能の新たなパスを模索する。

四  汎用人工知能に関する技術革新のシーン応用を推進する

12政務サービス分野でのモデル応用を推進する。政務コンサルティング、政務サービス、請願受理後の即時対応、政務手続き等の業務を巡り、精確なサービス能力とシステム知能化の水準を高める。

13医療分野でのモデル応用を模索する。スマート受診ガイド、診断補助、スマート治療等のシーン需要に向けて、知能応用を開発して、診断、治療、予防、治療経過完全管理等の知能水準を向上させる。

14科学研究分野でのモデル応用を模索する。科学知能を発展させ、関連するラボが研究開発連携を展開することをサポートして、人工知能技術による新素材と革新的医薬品分野における科学研究を加速する。

15金融分野でのモデル応用を推進する。スマートリスクマネジメント、スマート投資顧問、スマートカスタマーサービス等のプロセスに注目して、「揭榜挂帥(必要なコア技術に関する主要プロジェクトのリストを作成し、有能な人材を募集する)」プロジェクトを系統的に展開し、金融機関による応用シーンの開放を推進する。

16自動運転分野でのモデル応用を模索する。多状態融合のセンシング技術の研究開発をサポートし、車路協同の自動運転データ集を開放して、自動運転の新たな技術ルートを模索する。

17都市管理分野でのモデル応用を推進する。先行してシティブレインの建設においてビッグモデル技術を応用し、都市管理の意思決定により総合的で全面的なサポートを提供する。

五、包括的な健全性規制環境の整備を模索する

18監督管理政策と監督管理プロセスの革新を持続的に推進する。革新主体が安全で信頼できるツール及び資源を採用して技術革新を展開することを奨励し、中関村国家自主イノベーションモデル区コアエリアでの包括的な健全性規制の試行実施を推進する。

19常態化したサービスと指導メカニズムを設立する。常態化した連絡サービスを展開し、革新主体に安全検査を強化するよう指導し、安全評価及びアルゴリズム届出プロセスを履行する。

20ネットワークサービスのセキュリティ保護及び個人データ保護を強化する。ネットワークとデータのセキュリティ管理を強化し、責任者を具体化し、安全管理制度の構築に注力し、全面的にネットワークセキュリティ・データセキュリティの保護能力を高める。

21持続的に科学技術の倫理ガバナンスを強化する。科学技術倫理ガバナンス公共サービスプラットフォームを構築して、科学技術倫理審査及び関連する業務訓練を展開し、人工知能の科学技術倫理観に基づく良好な環境を作り上げる。


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