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京金融(2020)31号

市政府の関係部門、各関係機関:

本市における金融・貸付業のビジネス環境を最適化するために、市金融監督管理局と人民銀行営業管理部及び北京銀行保険監督管理局は検討した上、「金融・貸付業ビジネス環境の最適化の加速に関する意見」を策定した。このほど印刷・配布し、それを準じて執行すること。

北京市地方金融監督管理局

中国人民銀行営業管理部

中国銀行保険監督管理委員会北京監督管理局

2020年2月28日

金融・貸付業ビジネス環境の最適化の加速に関する意見

金融・貸付業のビジネス環境を更に最適化し、新型コロナの影響を確実に抑え、そして実体経済の持続的かつ健全な成長を促進するため、以下の意見を提出する。

一、貸付の供給が安定的に成長することを維持する

信用供与を拡大して実体経済の発展を支援するように管轄内の金融機関を指導し、2020年の新規融資の同期比増を目指す。貸付を敢行し、貸付をしたい、貸し付けられるという政策環境を積極的に構築し、恵性微小貸付」が各貸付より年間伸び率が10%高いことを目指す。そのうち、国有大手銀行の「普恵性微小貸付」の年間伸び率は20%を下回らない。(担当機関:人民銀行営業管理部、北京銀保監局)

二、小零細企業の総合融資コストを引き下げる

2020年全市の「普恵性微小貸付」の総合融資コストを2019年の数字より0.5%引き下げ、そして政府系融資担保会社の平均保証料率を2019年より0.5%引き下げるよう推進する。小零細企業向けの金融サービス費用徴収に関する各監督管理政策を厳格に執行し、小零細企業の総合融資コストを確実に引き下げる。(担当機関:人民銀行営業管理部、北京銀保監局、市金融監督管理局)

三、政策による資金支援を強化する

再割引の支援資金を積極的に提供し、2020年の再割引資金の受理が計300億元を下回らないように努力する。そのうち、民営企業と小零細企業の再割引金額が80%かそれ以上を占めること。人民銀行の小零細企業向けの支援再融資政策は金融機構に低コストの資金を提供し、民営企業と小零細企業に対する優遇貸出金利の支援を拡大する。(担当機関:人民銀行営業管理部)

四、融資担保システムの役割を更に発揮する

融資担保システムのサービス能力をさらに高め、融資担保機構に対する監督管理指導と政策評価を強化させ、政府系融資担保機構の業務に科学技術革新企業・民営企業・小零細企業の占める割合が80%を下回らることなく、2020年の融資担保残高が2019年同期比10%伸びる。(担当機関:市金融監督管理局、北京銀保監局、市財政局、市経済と情報化局)

五、金融サービスの迅速対応メカニズムを構築する

金融サービスの迅速対応公共サービスプラットフォームを構築することで、フィンテックの役割を存分に発揮し、スマートファイナンスやモバイルファイナンスなどのサービス提供方式をさらに強化する。民間企業や小零細企業、科学技術革新企業、文化クリエイティブ企業といった企業の各段階における多様化・多種類のニーズに対応し、政策の短所を補完し、様々な金融資源の集約を強化し、総合的な金融サービスを提供する。最終的には、政府による指導、直接な提携、そして精確なサービスとタイムリーなフィードバックを提供することを実現する。(担当機関:市金融監督管理局、人民銀行営業管理部、北京銀保監局)

六、金融サービスの経路を円滑化する

融資の円滑化を目指す「オンライン暢融プロジェクト」を実施し、「暢融プロジェクト」のWechat公式アカウントのスマート化オンラインサービスを開拓し、金融機構と企業の適時かつ効率的な連携をさらに推進する。オンライン継続貸付メカニズムを構築し、迅速な継続貸付できるようにする。「暢融プロジェクト」が初回貸付センターと継続貸付センター、「銀行と企業の提携システム」及び小零細企業金融総合サービスプラットフォームとの結合を推進し、初回貸付、継続貸付、信用貸付、中長期貸付の効率をさらに高める。(担当機関:市金融監督管理局、北京銀保監局、人民銀行営業管理部、北京金控集団)

七、信用貸付の申請資料を大幅に削減する

銀行業金融機構が貸付審査・許可の流れを合理化し、貸付審査・許可の効率を向上させるよう指導する。金融業務の申請と処理のデジタル化を積極的に普及させ、ブロックチェーンに基づく企業の電子身分認証情報システムを構築し、信用貸付の申請資料を最大限に減らし、クライアントの申請資料の相互承認を推進し、「重複した証明」を避ける。(担当機関:北京銀保監局、人民銀行営業管理部、市金融監督管理局)

八、信用貸付サービスにおけるフィンテックの活用を強化する

北京市ビッグデータプラットフォームの支持力を十分に発揮し、信用貸付と密接に関わる不動産登記や税務、市場監督管理などの情報を金融管理部門、金融機構と共有するように促進する。審査・許可のスマート化やオンライン貸付などフィンテックの応用と革新を積極的に模索し、一連のパイロットプロジェクトを打ち出して、「監視・管理のサンドボックス」に取り入れられる。(担当機関:市経済と情報化局、市税務局、市市場監督管理局、人民銀行営業管理部、北京銀保監局、市金融監督管理局、北京金控集団)

九、不動産抵当登記手続きのオンライン化を全面的に推進する

不動産抵当登録のオンライン手続き範囲を拡大し、担保融資の審査・認可の周期を短縮し、小零細企業の融資コストを削減する。不動産担保融資の「ワンストップ登録」を全面的に推進し、登記サービスを銀行の店舗まで延長することで、小零細企業の抵当融資を「1つの窓口、1回のみ」で完結させる。貸付の流れを完備し、情報共有を強化し、貸付の申請資料を更に簡素化する。(担当機関:北京銀保監局、市計画と自然資源委員会)

十、財務会社でサプライチェーンの金融パイロットプログラムを展開する

サプライチェーン金融公共サービスプラットフォームに拠り、大手金融企業・グループが役割を果たせるよう、条件を満たす者を支援し、手形割引やファクタリングなどサプライチェーンの延長による金融業務、及びバイヤーズクレジットなどの融資サービスを展開し、実体経済を支援する。(担当機関:北京銀保監局、人民銀行営業管理部、市金融監督管理局、北京金控集団)

十一、政府調達による注文向けの融資を推進する

市と区レベルの政府調達プラットフォームと売掛金融資サービスプラットフォーム、小零細企業金融総合サービスプラットフォームとの連携を更に推進し、金融機構が政府系注文に基づく融資を行うことを支援する。政府調達部門が融資する金融機構に協力して返済原資を確定することや、財政調達資金を金融機構の指定したサプライヤーの法人口座に支払うこと、そして政府調達資金の支払いに関する進捗情報を適時に関連金融機構と共有するよう監督・指導する。2020年までに政府発注による資金調達が100億元に達することを目指す。(担当機関:人民銀行営業管理部、市財政局、北京金控集団、北京銀保監局、市金融監督管理局)

十二、新型コロナの影響を受けた企業に信用貸付の支援を強化する

新型コロナの影響を受けた企業に対して、人民銀行の専門再貸付などの金融政策を積極的に実行し、新規貸付の特別貸付限度額や審査許可のグリーンパスと格安金利などの優遇策を提供し、関連の信用貸付申請を特別に取り扱い、プロセスを簡素化し、貸し付けを早急に完結してあげる。既存の貸付が継続する場合、専任の担当者を手配し、貸し剥がしや融資停止を行わず、融資の提供を遅らせないことを確保する。期限になって返済が困難な場合には、期限の延長や貸付契約の更新、利息の引き下げなどの支援策を取る。感染症対策期間において、困る企業を支援する良い方法と経験はタイムリーにまとめ、信用貸付ビジネス環境の最適化に向ける長期的かつ効果的な仕組みに固定化する。(担当機関:人民銀行営業管理部、北京銀保監局、市金融監督管理局)

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