重点産業の集積地
北京CBDは本部経済を特徴とし、ビル経済を基盤に、国際金融を牽引役とし、ハイエンドビジネスを主導とし、文化・メディア産業を集積させて発展している。
本部経済の特徴がますます際立っている。2023年には、世界の多国籍企業本部を誘致する「本部成長計画」が始動。この計画は、地域本部、機能型本部、民間企業本部の誘致に加え、既存の本部企業が新たな貿易、運営管理、研究開発・設計といった多機能分野へ転換・高度化を進めることを奨励している。2025年6月時点で、北京CBDに立地する多国籍企業地域本部は123社に達し、朝陽区全体の72%、北京市全体のおよそ半分を占めている。
国際金融業が加速的に発展している。国際証券取引所や国際保険機関が朝陽区に集まり、外資系証券会社、自動車金融会社、資産運用会社などの代表的な金融機関がそろっている。CBDはすでに北京市で、国際金融機関の集積が最も充実し、規模も最大のエリアとなっている。
文化・メディア産業の優位性も際立っている。CBDにはCNNやBBCを含む北京市内の国際メディア機関の80%以上が集積し、中国における重要な国際文化発信拠点、そして北京市の国際メディア集積地となっている。
ハイエンドビジネスサービスの特色も明確である。PwCやマッキンゼーなど200社以上の世界的なサービス企業に加え、IBMやサムスンなど100社近い多国籍企業の研究開発拠点が集まっている。CBDは中国最大級のサービスアウトソーシング拠点であり、同時に需要を供給する中心地でもある。