1.地域概要
自由貿易試験区の国際ビジネスサービスエリアの通州クラスターは、副都心運河ビジネス区と張家湾デザインタウン周辺の利用可能な産業空間(10.87平方キロメートル)で構成される。通州クラスターは北京副都心の産業配置を中心に、資産管理、グリーン金融、フィンテック、都市技術、文化デザイン、専門サービスなどの分野に注力し、改革と革新を摸索し、サービス機能と保護体制を強化し、京津冀(北京市・天津市・河北省)協同モデルを深化させる。
2.建設目標
通州クラスターは、経済要素の自由で円滑な流動と、経済主体の効率的かつ低コストな経営・発展を実現する環境を創出するよう努力する。通州クラスターの産業発展の基礎を元に、差別化・特色化された発展の道のりを摸索し、「グリーン自由貿易試験区」と「クリエイティブ自由貿易試験区」の2つのブランドを構築し、資産管理、都市技術、文化観光消費、京津冀(北京市・天津市・河北省)協同など、特色ある「両区」関連分野に進出する。また、今後3年間で、ハイエンド金融要素の集積、科学技術イノベーションエコシステムの活性化、充実した専門サービスサポート、豊富な設計産業資源、オープンで多様な応用シーン、イノベーション・起業を実現しやすい環境、住みやすくて働きやすい生活環境の実現という建設目標を達成するよう努力する。
3.建設内容
より低コストのビジネス環境、より国際的で包括的な発展環境を構築するという主要路線に焦点を当て、制度刷新を模索し、試行・実証プロジェクトを実施し、先進的な経験を数多く形成する。グローバルウェルスマネジメントセンターの建設、グリーン発展の先進モデルの摸索、金融分野の革新的実践の推進、世界一流のデザインタウンの建設、デザインタウンの革新的実践の推進、ハイエンドサービス産業クラスターの構築、革新的かつ総合的な保証体制の確立、京津冀(北京市・天津市・河北省)協同モデルの確立という8つの措置を通じて、通州クラスターにおける国内外のハイエンド資源、革新的要素、市場主体の集積を促進し、ルール体制、ガバナンス体制、市場統合、産業協同、地域共同建設、サービス監督、京津冀一体化といった各分野における革新的措置を提供する。2つの主要地域の建設・発展に焦点を当て、「国際金融港」と「国際デザインタウン」を最も包括的かつオープンでダイナミックな、世界的に有名な都市ブランドとして創り上げる。