1．地域概要

自由貿易試験区にあるハイエンド産業エリアの大興クラスターは総面積が10.36平方キロメートルで（内部道路面積0.1平方キロメートル、長さ2キロメートルを含む）、計画範囲は、東は京九鉄道、西は大広高速道路と国道106号線、北は横二路、南は楡垡路と楡永路までである。

2．建設目標

国家サービス業開放拡大総合モデル区の建設深化に関する北京市の戦略的配置の大興区での全面的な実施、サービス業管理の制度的メカニズムの継続的な改革深化、試験的な開放政策と革新的措置の深化、市場志向で法治化、国際化されたビジネス環境のさらなる最適化、デジタル経済、デジタル貿易、航空サービスなど新興分野の継続的な規模拡大、文化・科学技術、金融サービス、デザインサービス、情報サービスなど産業競争力の大幅な強化、サービス業の新たな発展段階へと推進する。高水準の国際ルールをベンチマークとし、制度的開放を推進する試行事業などの課題を計画的に推進し、経営主体ができるだけ早く政策措置の利点に恵まれ、全国或いは市内で再現・普及可能な制度刷新経験の新たな事例を数多く形成する。今後3～5年間で、貿易の円滑化、投資の円滑化を中心とするサービス業の開放政策制度・体制をおおむね整備し、臨空経済区、中日革新協力モデル区、大興経済開発区、バイオ医薬品拠点、大興国際水素エネルギーモデル区などの地域で対外開放の集積度を大幅に向上させるよう努力する。2030年までに、投資・貿易の自由化・円滑化をさらに進め、より安全で段階的な要素移転を実現し、高水準の国際経済貿易ルールをベンチマークとするサービス業の開放体制をおおむね構築し、臨港経済区の開放性と主導的地位を顕在化させ、サービス業の開放・発展活力を喚起し、「双循環（国際循環と国内循環）」という新たな発展パターンの重要なハブと戦略的接点となるよう努力する。

3．建設内容

革新的発展というコンセプトに基づき、京津冀（北京市・天津市・河北省）協同発展戦略と中国（北京）自由貿易試験区の全体計画に関する中央政府の要求を全面的に実施し、先進的な国際ルールをベンチマークとして、国際競争力のある制度刷新成果をより多く形成する。政策ボーナスを最大限に放出し、経済成長の質的変革、効率変革、原動力変革を推進する。臨空区、自由貿易試験区、総合保税区の「三区」の融合的発展を通じて、グローバルなイノベーション資源のハブを構築する。ハイエンド産業エリアの大興クラスターを、科学技術成果の転換拠点、戦略的新興産業の集積区、国際ハイエンド機能機関の集積区として建設し、京津冀協同発展に向けたハイレベル対外開放プラットフォームの構築に注力する。