懐柔科学城

2024-12-05

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(一)概況の紹介

懐柔科学城は北京市の北東部に位置し、都心部から約50キロメートル離れている。懐柔科学城は2009年より計画・開発が進められ、北京の国際科学技術イノベーションセンター建設事業の重要な戦略のサポートとして、今や世界一流の大型科学研究装置が最も密集する地域の一つとなり、科学研究と産業発展のための広大な空間を構築している。

(二)機能的位置付け

世界的なオリジナルイノベーション事業の受け皿と総合的な国家科学技術中心地の中核として、懐柔科学城はマテリアル、宇宙、地球システム、生命、知能といった5つの科学分野における研究成果のインキュベーションに焦点を当て、科学技術サービス、新素材、生命・ヘルスケア、知的情報、精密機器、宇宙・地球探査、省エネ・環境保全などの「高精尖」(高度・精密・先端)産業の育成に注力し、「インフラ―基礎研究―応用研究―技術開発―成果の実用化―高精尖産業」というイノベーションチェーンを構築する。

(三)発展状況

懐柔科学城は現在、勢いよく発展しており、多くの企業や科学研究機関がパーク内に集積し、力強い発展の原動力を備えている。有研粉末新材料股份有限公司などの企業による「科創板」への上場成功は、科学研究成果の実用化と産業高度化における同科学城の飛びぬけた実力を示している。同時に、複数の特別基金を設立し、科学技術イノベーションのための資金源を提供している。インフラ整備も加速化され、科学技術施設プラットフォームのクラスターがおおむね形成され、入居企業の発展に資する一流の環境が整っている。同科学城には、41のトップクラスの大型科学研究装置と科学教育施設が互いに引き立て合い、27校のハイレベル大学や研究機関が連携して科学技術イノベーションの新たな高地を築いている。


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