通州文化観光エリア

2024-12-06

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(一)概況の紹介

通州文化観光エリアは北京の「両区」の建設における重要な産業パークの一つである。ここには、敷地面積が約4平方キロメートルに達する北京最大級の外資系サービス業プロジェクトであるユニバーサル・スタジオ・テーマパークが位置している。

同エリアは副都心の中心部に近く、交通の便が良く、5本の鉄道で北京の都市部、副都心、首都空港、大興国際空港、北京市・天津市・河北省協同発展区を結び、立地上の優位性が明らかで、文化観光産業に最適な条件が整っている。

(二)機能的位置付け

通州文化観光エリアはユニバーサル・スタジオ・テーマパーク事業を通じて、多様な文化と中国伝統文化の融合発展、及び文化産業と観光、ビジネス、金融、科学技術、スポーツなどの産業との融合発展を促進し、文化観光産業チェーンを拡大し、文化観光消費チェーンにおける全体的な配置を延長させ、「テーマパーク、レジャー・娯楽、文化・科学技術、附属サービス」の多層的な輪状構造を構築し、北京市・天津市・河北省地域に経済効果が波及し、世界を視野に入れた産業チェーンと1千億元規模の産業クラスターを形成させ、積極的に国家文化・観光・ビジネス融合発展モデル区を構築し、北京の文化観光の新たなランドマークを作り出す。

(三)発展状況

通州文化観光エリアは急速に開発が進んでおり、2021年に正式に運営開始したユニバーサル・北京・リゾート第1期テーマパークをはじめ、万達文化観光城や首旅集団の本社など、複数の大型プロジェクトが同エリア内で展開されている。これにより、同地域の文化観光の質が向上しただけでなく、観光客も大幅に増加している。

このほか、同エリアには、総面積26万平方メートルを超える通馬路総合交通ハブやユニバーサル・スタジオ北側総合交通ハブが整備されており、副都心や北京市・天津市・河北省地域にサービスを提供するだけでなく、ユニバーサル・スタジオ・テーマパークの周辺地域の価値を高めるために、飲食・宿泊・商業の統合事業も計画されている。一方、同エリア内では現在、北京市が重点的に整備を進めている8つの国際人材コミュニティーの一つの建設が計画されており、敷地面積は約24万平方メートルに達する。同コミュニティーは国際的なマンション、ハイエンド医療、一流のビジネスサービスの提供を計画しており、外国を模した環境を構築し、海外人材が住みやすい空間を作り出し、副都心の建設を後押しすることを目指している。


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