北京ハイエンド製造業基地

2024-12-06

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(一)概況の紹介

北京ハイエンド製造業基地は同市の南西部に位置し、2011年に設立され、2013年に中関村国家自主イノベーションモデル区に組み入れられた。同基地は首都中心部から35キロ離れており、大興国際空港から車で30分ほどの距離で、主要幹線道路に隣接しており、立地上の優位性は明らかである。

(二)機能的位置付け

北京ハイエンド製造業基地は、新エネルギー・インテリジェントコネクテッドカー、スマート救急設備、医療・ヘルスケアなどのハイエンド製造分野の発展に重点を置きつつ、現代交通、新エネルギー、スマート設備などの多様な産業をカバーし、競争力のある産業クラスターを構築し、イノベーションエコシステムを育成し、製造業のハイエンド化、スマート化、グリーン化発展を促進し、地域経済パターンの転換と高度化を進める重要な動力源となっている。

(三)発展状況

同産業基地はハイエンド製造業、5G自動運転のモデル応用、医療とエンジニアリング技術のクロスオーバー、スマート救急設備、新エネルギーなどの主要産業の発展に重点を置き、イノベーションエコシステムの育成、イノベーションサービスの能力向上に力を注ぎ、次第に中関村モデル区に認定された唯一の「ハイエンド製造業」をテーマとする特色ある産業パークが形成されていった。同産業基地はその産業基盤を生かしつつ、「現代交通とハイエンド製造業」という2つの主導産業の発展に重点を置き、「スマート設備、医療・ヘルスケア」という2つの潜在力のある産業を積極的に育成する。同産業基地には新源智貯、長安自動車、BOE、航景創新など50社以上の企業が入居している。


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