
(一)概況の紹介
北京・銀行保険産業パークは、中国銀行保険監督管理委員会と北京市政府が共同で構築した、銀行保険業界を発展のテーマとする中国初の金融産業クラスターであり、さらに「国家金融産業モデル区」という発展の位置付けを明確に与えられている。同産業パークは本社オフィスエリア、フィンテックセンター、金融情報センターなど、多くの金融に関わるテーマを中心に、質の高いビジネス・オフィス環境を構築している。
(二)機能的位置付け
同産業パークは、首都の「高・精・尖(高度・精密・先端的)」の経済構造の構築を後押しすることに焦点を置き、銀行業・保険業を基幹産業とし、金融と技術の深い融合を支援し、金融業の質の高い発展を促進するとともに、フィンテック、金融情報サービスなどの多様な金融ビジネスを含む全方位の多層的な金融サービスシステムを積極的に構築し、国家級の金融産業モデル区の建設に全力を尽くす。
(三)発展状況
美しい生態系。同産業パークは世界一流の建築基準に従い、パーク内の全建物が三ツ星クラスのグリーンビルディングとアメリカのLEED認証のゴールドレベルを獲得している。同産業パークは多層的な緑化、低密度のビル、生態系に優しい優れた建築、省エネ性能の高い設備などの優位性を持つことから、「北京市グリーン生態試行区」に認定された。
優れたビジネス環境。同産業パークはパーク内の産業の集積、革新的な発展、人材チームの育成などの関連分野を支援するための「北京銀行保険産業パーク革新発展特別基金」を設立し、入居企業にイノベーション事業の助成金、役員に対する個人所得税の優遇、家賃補助、上場支援など多くの支援策を打ち出し、良質な資源を的確に優秀な企業に提供し、企業本位の政策について「銀保パークへの称賛」が寄せられている。
卓越したイノベーション環境。金融改革と革新的な発展に焦点を当て、中央企業や大学との長期にわたる協力メカニズムの構築を促進し、ハイレベルで大きな影響力のあるイノベーションプラットフォームの構築に力を入れ、フィンテックの応用と実践を拡大し、イノベーション創出能力及び成果の実用化能力を高める。国家級金融科学技術実験室、中央企業資本管理プラットフォーム、銀行系フィンテック企業、保険機関、保険科学技術イノベーションセンターなど、一連の金融産業エコシステムにおけるリーディングカンパニーを集積させ、同産業パークの金融イノベーションのエコシステムの構築と最適化を推進する。