北京市は、国家サービス業拡大開放総合モデル区と中国(北京)自由貿易試験区(以下「両区」)の建設を推進する面において著しい進展を遂げた。2020年以降、北京はすでに全国で50項目以上の画期的な政策を実施し、40項目以上の代表的・模範的な事例を全国に広めた。

中関村総合保税区の革新研究開発本館が9月に運用開始の見込み

北京中関村総合保税区(以下「中関村総保区」)は4月26日に正式査収に合格し、中国初の研究開発とイノベーションを特色とする総合保税区となり、革新研究開発本館は9月に運用が開始される見込みである。中関村総保区は、自由貿易試験区、サービス産業開放モデル区、中関村自主革新モデル区に関わる様々な政策を統合し、集積回路及び医薬・ヘルスケア産業を核心とし、人工知能及び科学技術サービスに重点を置き、本部経済、越境Eコマース業界などを発展させ、革新的な監督・管理モデルを構築している。

北京高博病院は細胞治療や遺伝子治療など最先端技術の研究開発を積極的に支援

北京高博病院は国際的な研究型病院のパイオニアとして、新しい受診体験を提供するだけでなく、ハイレベルの研究プラットフォームを構築している。北京の「両区」建設の政策優位性に恵まれて、同病院はすでに海外で販売されている革新的な医薬品や医療機器を優先的に導入することができ、臨床現場で緊急に必要とされている製品の研究を行うための有利な条件を作り出した。また、同病院は、細胞治療や遺伝子治療などの最先端技術の研究開発を積極的に支援している。

HSBCインシュアランス・ブローカーズ、人工知能を活用して顧客にカスタマイズされた資産配分ソリューションを提供

HSBCインシュアランス・ブローカーズ有限公司(以下「HSBCインシュアランスブローカーズ」)は、中国初の外資系保険ブローカー会社として、また、国内唯一のファンド販売のライセンスと保険ブローカーのライセンスを同時に保有するウェルスマネジメント機関として、2022年に設立以来、中国のウェルスマネジメント分野における重要な参加者となっており、北京の「両区」建設戦略に積極的に対応してきた。HSBCインシュアランス・ブローカーズは設立以来、著しい成果を上げてきた。登録資本金は17億632万人民元に増加し、中国市場に対する同社の確固たる自信を示している。プライベートウェルスプランナーの人数は1700人近くに達した。同社が独自開発した「スマートウェルスプランニング」投資モデルは、人工知能、ビッグデータ分析などの技術を活用し、顧客にカスタマイズされた資産配分ソリューションを提供している。

「両区」の建設が始まって以来、累計2万6000件以上のプロジェクトが「両区」のプロジェクトデータベースに登録され、投資額3兆6000億元以上に及ぶ1万8000件以上のプロジェクトが実施された。北京自由貿易試験区は開放型経済の発展において重要なけん引的役割を果たしており、今年上半期、同自由貿易試験区の外資利用額(実行ベース)は全市の27.4%を占め、昨年末より8.1ポイント増加した。

「中国マスターカード」が国内外決済の相互接続を実現

北京の「両区」の建設が進んでいるにつれて、万事網聯情報技術(北京)有限公司(以下「万事網聯」)は、銀行カード決済事業における発展のペースを加速させている。「両区」建設の受益者として、万事網聯は国際的な決済技術標準に合致させる取り組みを強化しただけでなく、銀行カード決済サービスの革新も推進した。同社が発売した「中国マスターカード」は、国内外の決済の相互連結・接続を実現し、消費者により便利な決済体験をもたらした。

(情報提供:新京報)