(写真提供:北京日報)
北京最大のごみ焼却発電プロジェクトが6日、安定循環経済パークでお披露目された。これは安定循環経済パークの全面的な完成も示している。プロジェクトを担当する北京城建集団を取材すると、安定循環経済パークは全国で規模が上位3位となる北京市最大の生活ごみ焼却処理プロジェクトで、主に大興区、大興国際空港臨空エリア、亦荘経済開発区など北京南部地区の生活ごみの処理を行うことが分かった。
安定循環経済パークプロジェクトは北京市大興区安定鎮站上路の東側、現在の安定鎮ごみ埋立場の南側に位置する。総建築面積は約14万6700平方メートルで、1日当たり5100トンの生活ごみ発電、1日当たり2000トンの浸出液処理場、1日当たり1200トンの燃えカス総合利用工場、1日当たり80トンの医療廃棄物処理工場、その他の付随プロジェクトを含む。うち生活ごみ焼却メイン施設は1日当たり5100トンのごみを処理し、毎年6億kWh発電でき、25万世帯の年間の電力消費量を賄える計算になる。
「プロジェクトは完成後、メタンガスの排出制御と代替発電という二重の炭素排出削減効果を備える」。北京城建集団安定循環経済パークプロジェクト責任者の趙強氏は、「安定循環経済パークはEU基準に基づき設計・建設された全フローの循環経済パークで、一般ごみや医療廃棄物などを処理できるだけでなく、自ら出すごみの循環利用も実現できる」と説明した。ごみを宝物に変え、環境効果を最大化するにはどうすべきか。趙氏によると、ごみ焼却により生じるエネルギーを発電に用いることができる。毎年6億kWh発電できる。同プロジェクトは主に大興区、大興国際空港臨空エリア、亦荘経済開発区など北京南部地区の生活ごみの処理に用いられ、大興国際空港の開業後の北京南部におけるごみ処理能力の不足拡大に関する問題を効果的に緩和することになる。