中国国際サービス貿易交易会の出展者、出入境手続きが便利に

japanese.beijing.gov.cn
2024-07-27

2024年中国国際サービス貿易交易会(以下「サービス貿易会」)のための出入境の利便性向上を図る措置が7月23日に発表された。

今回のサービス貿易会期間中、出展目的で北京を訪れる外国人は首都空港と大興空港で招待状を提示して口岸ビザ(ポートビザ)の手続きをしたうえで入境することができる。中国へ渡航する前に、招待機関側が招待状と外国人証明書のコピーなどの関連資料を北京口岸ビザ受付メールアドレス(bjcrjka@nia.gov.cn)に送付するだけで、24時間以内に事前受理が完了し、一次審査に合格すると、オンラインで「外国人口岸ビザ事前受理票」が発行される。出展目的で北京を訪れる外国人はこの受理票を持参して中国本土外の空港から搭乗し、北京に到達した後、空港で口岸ビザの手続きをすることができる。現在、首都空港の第2・第3ターミナル及び大興空港に口岸ビザ処が設置されており、7×24時間保障サービスや、到達後その場で取得できるサービスを提供している。

展示会終了後、引き続き中国で商談やプロジェクト投資などのニーズがある外国人は、ビザの延長、更新、再発行を申請することができる。北京市には現在、16区に21カ所の外国人出入境サービスホールが設置されており、サービスホールには「出航」専門窓口を設け、サービス貿易会の出展者に「優遇ルート」サービスを提供している。条件に合致する企業の外国籍役員は、関連する推薦状を提出することで中国での永住許可申請をすることができる。

出展目的で北京を訪れる外国人は、パソコンまたは携帯電話を通じて自ら宿泊登録を申請することができる。システムは中国語、英語、ロシア語、フランス語、日本語、韓国語の6言語に対応しており、宿泊登録の利便化レベルを向上させた。

出展目的で北京を訪れる外国人がパスポートを紛失した場合、任意の派出所または出入境管理部門で「外国人パスポート紛失届出証明」を発行してもらうことができ、迅速にビザを取得することができる。

出展企業関係者の複数回にわたる香港・マカオでのビジネス活動への参加に対し便宜を図るため、北京市公安局出入境管理局は新機軸として便利なサービスを打ち出した。出展企業関係者が香港・マカオでのビジネスに関する届出を行う場合、税収証明の提出が免除され、届出人数の制限を受けず、かつ随時人数の変更を申請することができ、業務ニーズに応じて届出関係者に対し1年間で複数回渡航できるビジネスビザの届出を行い、毎回香港・マカオでの滞在期限を14日間に延長する。既にビジネスに関する届出を行った企業関係者が緊急に出境してビジネス活動に従事する必要がある場合、ビジネスビザを迅速に取得することができる。

また、サービス貿易会の会場には初めて出入境サービスカウンターが設置され、出展者に政策に関する問い合わせや予約申請などのサービスを提供する。

(情報提供:北京日報)

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