第7回中国国際輸入博覧会(以下「輸入博」)が11月5日から10日にかけて上海市で開催された。輸入博では、北京の老舗が集中展示形式で人文・交流セクションに出展した。中軸線が世界遺産に登録されることが決定した今年、今回の展示エリアでは中軸線上の老舗を中心とした展示が行われ、老舗企業および「京企直売(北京市内の企業による直販プラットフォーム)」など20社以上のブランド企業が100点以上の製品を携えて出展した。
ここでは中軸線をテーマにしたグルメが楽しめた。例えば、全聚徳は特色あるグルメと文化クリエイティブグッズを組み合わせた「中軸食礼」カスタム菓子セットを発売したほか、北京稲香村は中軸線の要素を取り入れた古建築をかたどったお菓子を発売し、便宜坊は「燕京八景」軽食セットを発売した。
ここでは中軸線をテーマにした逸品も楽しめた。例えば、北京市琺瑯廠は七宝焼き工芸品を展示したほか、菜百股份は北海公園、国家大劇院など北京の文化的ランドマークと連携して開発した貴金属の文化クリエイティブグッズシリーズや、首都博物館の中軸線シリーズ製品を展示した。また、老舗の長春堂は二十四節気をテーマにしたお茶のマーケットを開催し、24種類のハーブティーを取り揃え、節気と健康の組み合わせに込められた意義を伝えた。
このほか、中軸線上の技芸も楽しめた。都一処は会場でシュウマイ作りの技術を披露した。シュウマイには中国の二十四節気を意味する24のひだがある。また、呉裕泰は茶芸パフォーマンスや、お茶の品評会などのイベントを通じて伝統的な茶文化を発揚したほか、一得閣は墨の精製技術を生かして、会場で書道展や石刷り体験ワークショップを開いた。
会場ではまた、老舗の集中展示をワンストップで体験することもできた。「京企直売」オンライン老舗アグリゲーションプラットフォームには、55の老舗ブランドが集まり、北京中軸線をテーマに、前門歩行者天国と老舗ブランドの店舗の光景をチンチン電車のライブ配信ページから世界に配信し、輸入博の北京展示エリア内の老舗の盛況を生き生きと伝えた。
(情報提供:北京市商務局)