年末を前に、北京の文化関連企業の素晴らしい実績が発表された。今年の第1四半期から第3四半期にかけて、北京市の一定規模以上の文化関連企業の営業収入は15,987億9,000万元で、利益総額は1,776億2,000万元だった。
また、今回発表された実績のうち、北京市の文化と科学技術の融合、文化の新業態の勢いある成長にも注目が集まっている。文化の新業態に着手した北京市内の企業の営業収入は前年比11.7%増の11,449億9,000万元で、同市の文化関連企業の営業総収入の71.6%を占め、文化の新業態に着手した全国の関連企業の営業総収入の27.5%を占め、伸び率は全国より1.7ポイント上回った。
このデータについて、中国人民大学文化産業研究院の執行院長の曽繁文氏は、「中国人民大学文化産業研究院が発表した中国省市文化産業発展指数によると、北京は8年連続で全国1位をキープし、文化の新業態、文化の新消費、文化産業の融合発展など、文化の新たな質の生産力に関連する項目別指数においていずれも国内トップを占めている」と補足した。
統計によると、北京はこれまでに全8弾計94個の生成AI基盤モデルの届出手続きを完了し、一般提供を開始しており、中国国内の同モデルの届出総数の40%近くを占めている。また、注目すべき点として、人工知能、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、ブロックチェーンなどの新興技術が北京で幅広く活用され、急速な発展を遂げており、文化の新たな質の生産力の発展を強力に後押ししている。
ここ数年、北京市は新型文化企業や文化の新業態、新シーン、新パターンの育成に力を入れ、国家及び北京市文化科学技術融合モデル拠点づくりを強力に推し進めており、顕著な効果を上げている。ブルーフォーカス(BlueFocus)、BOE、レイヤード(Leyard)など16の企業が国家文化科学技術融合モデル拠点に選ばれ、その数は中国各都市でトップを占めている。
情報提供:北京日報