先月開催された「両区」(国家サービス業拡大開放総合モデル区と中国(北京)自由貿易試験区)建設記者会見で、「両区」建設に関する最新の成果リストが発表された。計画されたプロジェクト175件のうち、すでに実行に移されたプロジェクトは130件に達し、実施率は70%を超えた。
「両区」の建設が始まってから、登録されたプロジェクトは累計で約3万件に上り、そのうち約2万件が実行に移された。実施済みプロジェクトの関連資金総額は約4兆元に及んでいる。2024年1月から10月にかけて「両区」企業誘致準備プロジェクトシステムに新規登録されたプロジェクトは8394件で、そのうち実行に移されたプロジェクトは5614件で、投資予備資金は新たに8648億元増加した。
北京では2024年に、世界で2番目に大きいクレジットカード機構の中国国内法人「中国Mastercard NUCC Information Technology」や、世界的な技術移転機構「Steinbeis中国本部」、イライリリー中国メディカルイノベーションセンター、世界的なデータ収集システム製造会社「DEWESoft中国本部」など、象徴性と影響力を持つプロジェクトが相次いで実施された。
外資系企業を見ると、2024年1月から10月にかけて、北京市全体で新設された外資系企業(香港・マカオ・台湾投資を含む)は前年同期比13.3%増で全国平均水準を1.5ポイント上回っている。第3四半期までに、全市の一定規模以上の外資系企業(工業と第3産業)の営業収入は前年同期比で3.5%増を実現し、全市の一定規模以上の企業の平均成長率を1.5ポイント上回った。また、全市の1割弱を占める一定規模以上の企業が4分の1以上の営業収入を創出し、全市経済の安定的な運営に重要な役割を果たした。
税関のデータによると、2024年1月から10月にかけて、北京地区の輸出入規模は2兆9800億元に達した。そのうち、輸入額は2兆4800億元、輸出額は5051億7000万元に達し、輸出額は過去2番目の高水準となった。天竺総合保税区と北京経済技術開発区では輸出入額が1000億元を超え、開放プラットフォームの重要な役割が十分に果たされた。
(情報提供:北京都市副都心報)