
5月12日から16日にかけて、北京市人民対外友好協会と東京都日中友好協会の共催による「中日友好東京都青年訪中団」プログラムが北京で開催された。東京都内の各大学から選ばれた学生代表50名が参加し、両国間の相互理解を深めるための文化交流活動を展開した。

北京語言大学で開催された同プログラムの開幕式を皮切りに、中日両国の青年たちは、人工知能(AI)技術の応用、漫画をはじめとする二次元文化などのホットトピックをめぐり、活発な討論を展開した。
訪中団は順義区柳庄戸村と懐柔区慕田峪長城を訪問し、中国の農村振興の成果を実感するとともに、中国の伝統文化の魅力を体感した。柳庄戸村で、青年たちは野菜・果物の収穫体験を行い、無形文化遺産に登録されている「火絵瓢箪」(特製の銅針を加熱し、瓢箪の表面を焦がしながら絵を描く伝統工芸)の制作技法を学んだ。慕田峪長城の雄大な姿は、参加者たちに中国の歴史文化の奥深さを強く感じさせた。

京東(JD)グループの1号園区を見学した訪中団は、同社が取り組んでいる環境配慮型倉庫管理、グリーンロジスティクス、エコ包装など多角的な環境保護への取組みについて詳しい説明を受けた。北京市ハイレベル自動運転モデル区のイノベーションセンターでは、実際に自動運転車両に乗車し、最先端技術がもたらす交通手段の変革を体感した。北京城市図書館では、AI図書管理システムとメタバース体験エリアを通じ、テクノロジーと文化が融合したユニークな空間に参加者たちは深く感銘を受けた。
(情報提供:北京市人民対外友好協会)