2025年は故宮博物院の開院100周年にあたる節目の年である。6月10日には、第五回「使節の故宮訪問」イベントが北京で開催された。クロアチア、バーレーン、セルビアをはじめとする30カ国以上の在中国使節や外交官が参加した。

イベントの集合写真(撮影:馮龍飛)

会場での在中国使節の様子(撮影:馮龍飛)
イベントでは、参加した外交官たちが「楽林泉─中外庭園文化展」を見学し、「故宮に伝承される文明の交流と相互参照」をテーマとした対話会に出席し、専門家との深い意見交換を通じて国際的な文化協力の深化を図り、得られた成果や経験を共有した。

取材に応じる北マケドニア駐中国大使サシュコ・ナセフ氏(撮影:馮啓坤)
在中国北マケドニア大使のサシュコ・ナセフ氏は次のように述べた。「故宮は世界文化遺産として、五千年以上に及ぶ中華文明を受け継ぎ、まさに伝説的な存在である。今日のような文化体験や交流の機会は、各国がお互いの文化に対する理解を深め、国家間の人的・文化的交流を促進する上で非常に意義深い。」

取材に応じるジョージア駐中国大使館文化参事官ティナティン・シシナシュビリ氏(撮影:馮龍飛)
在中国ジョージア大使館文化参事官ティナティン・シシナシュビリ氏も、今回のイベントを通じて多くの収穫があったと語った。「中国文化の熱心な愛好者として、今回の特別展で紹介された中国文化と西洋文化の貴重な資料を見ることができて大変うれしく思っている。中国とジョージアの文化は異なる特徴を持つが、相互交流が進むことで共通点が増えていることを実感している。北京中軸線などに代表される中国の伝統文化には、探索するたびに新たな感動がある」。
在中国ドイツ大使館の一等書記官エッカルト・ラーダーマッハー氏は、「故宮は非常に壮大で、ぜひ友人たちにも訪問を勧めたい場所だ」と語った。
情報提供:CRI Online