8月14日、京東物流(JD Logistics)の各種EC貨物を満載したコンテナ列車が、中国鉄路北京局の大紅門貨物駅を無事出発した。これにより、京津冀(北京・天津・河北)地域と粤港澳大湾区(広東・香港・マカオ)を結ぶ「京東号」ECコンテナ列車が初めて運行された。コンテナには、家電製品や日用品など、京東物流の100トンを超えるEC関連貨物が積載されている。


京津冀地域はEC産業の集積度が高く、市場も活況を呈しており、中国北部における重要なEC関連貨物の集積地となっている。同地域からは毎日、生活用品、家電・家具、マタニティ・ベビー用品、化粧品、デジタル製品など、さまざまなEC関連貨物が、広東省の仏山、東莞、広州・増城など、粤港澳大湾区の主要な消費都市・地域に向けて出荷されている。これまで、こうしたEC関連貨物の輸送は長距離トラック輸送が中心だった。これに対し、鉄道貨物輸送は悪天候や道路渋滞の影響を受けにくく、輸送の安定性や定時性に優れている。また、輸送能力も大きく、輸送コストの削減にもつながる。
輸送体制では、大紅門貨物駅と広陽貨物駅が連携して運営することで、鉄道輸送力を効率的に活用する。広陽貨物駅では従来の貨物輸送体制を維持する一方、大紅門貨物駅には京東物流のEC専用スペースを設置。市場の貨物量の変動に応じて輸送力を柔軟に調整し、貨物の集荷から積み込み、発送までを迅速に行える体制を整えた。すべての車両は豊台西駅に集結して編成され、作業プロセスを標準化することで効率的かつ安全な輸送を実現する。
同列車はダイヤに組み込まれた定期運行となり、毎週5本運行される。毎週水曜から日曜の朝に出発し、粤港澳大湾区の大朗貨物駅まで直行した後、専用倉庫へと運ばれる。ワンストップの複合一貫輸送サービスにより、京津冀地域のEC貨物の供給地と中国華南地域の消費市場が鉄道で直接結ばれることになる。定期運行の開始は、「トラック輸送から鉄道輸送へ」のモーダルシフト・高度化を促進し、環境に優しく低炭素な物流の発展にも寄与すると期待されている。
情報提供:北京鉄路