北京都市図書館がスマート空間、ビジュアルインタラクション、多次元展示部門で3つの国際賞を受賞し、累計7件の国際レベルの栄誉を獲得した。

4月、北京都市図書館メタバース体験館が2025年度Vega Digital Awardsのベストインタラクション金賞を受賞した。同賞は世界のデジタルメディアとデザイン分野で権威のある賞の一つである。北京都市図書館メタバース体験館は実際の館舎をクラウド上に再現し、AI、VR、AR技術を深く融合させ、オンラインとオフラインの垣根を取り払うことで、利用者が個性豊かな仮想キャラクターを作成して他者と交流できるようになっている。

「北京都市図書館データビジュアライゼーションシステム」が2024-2025年度A'Design Award大賞のプラチナ賞を受賞した。同システムは建築と環境を没入型3Dデジタル空間に変換し、地下1階に設置された幅18メートル、高さ3メートルのインタラクティブスクリーンを通じて展示し、「物理空間+デジタルサービス」の融合を実現している。

北京中軸線が世界遺産に登録された折に、首都図書館が開催した「版画の中軸線―貴重版画典籍展」が今年3月にドイツのiFデザイン賞を受賞した。同展覧会は観客を中軸線の建築、文化、芸術、人物の悠久の歴史の旅へ誘う。中軸線建築の特徴を取り入れた展示空間は、厳かで壮大な雰囲気をまとっている。
(情報提供:首都図書館)