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2021年7月26日に、「北京普恵健康保」が正式に登場し、発売開始となる。年間195元のみを払い込めば、被保険者は医療保険適用外の医療を受けるとき、最大300万元が支給される。

加入方法:

7月26日から、北京市の医療保険加入者は公式の保険プラットフォーム「北京普恵健康保」のWeChat(微信)公式アカウントにてオンラインで保険に加入できる。また、アリペイ(支付宝)やテンセント微保(騰訊微保)、京東及び保険会社5社を通じて保険をかけることもできる。

「北京普恵健康保」のWeChat(微信)公式アカウントをフォローした後、ボトムメニューの「参保入口-个人参保(保険加入入口‐個人の保険加入)」をタップすれば、本人と直系親族(父母、配偶者、子女)に保険をかけられる。加入完了後、公式アカウントのボトムメニューにある「服务中心-个人中心(サービスセンター‐個人センター)」にID番号を入力すれば、加入した保険の契約書や関連情報が調べられる。

保険販売終了日と保険期間:

要注意:「北京普恵健康保」の販売終了日は2021年9月30日、保険期間は2022年1月1日から12月31日まで。

加入条件:

年齢や戸籍、職業、健康状態を問わず、北京市基本医療保険の被保険者全員は「北京普恵健康保」に加入できる。有効な外国パスポートや外国人永久居留身分証をお持ちの方も加入可能。保険の適用範囲がより広くなり、基本医療保険適用範囲内の診療費や入院時の自己負担費用のみならず、基本医療保険適用外の入院時の自己負担費用および国内外特殊医薬品の購入費もカバーされる。

既往症のある方でも「北京普恵健康保」に加入できる。悪性腫瘍、肝臓・腎臓の疾患、心疾患・脳血管疾患、糖質・脂質代謝異常症、肺の疾患、免疫疾患という5つの持病のある方と一般の方に差別化保障を実施し、「加入可能・適用可能」を実現する。

また、初めて保険に加入した際は一般の方だったが、保険期間中に上述の5つの既往症を罹患し、かつ保険料の支払いを中止していない方に対して、引き続き一般の方と同じ比例で給付金を支給する。そのため、保険料の支払いを停止しないようにご留意ください。

保険適用:

「北京普恵健康保」の適用対象となる特殊薬品を100種類まで広め、25種類の国内承認一般抗がん剤と現地医薬品、海南自由貿易港ボアオ楽城国際医療機構が提供される特殊医薬品75種類を含み、肺がん、肝臓がん、胃がん、乳がん、白血病、甲状腺がんといった36種の重特大疾患に適用する。

患者は国内における医療保険指定医療機関で国内特定医薬品を購入した際、「北京普恵健康保」の保険適用範囲内で給付される。指定された北京市内の薬局19店舗が、保険による医薬品費の直接支払サービスや医薬品のデリバリーサービスを提供する。75種類の海外特殊医薬品を求める患者は、海南省ボアオのボアオ恒大国際医院、ボアオ超級医院などで購入できる。

さらに、「北京普恵健康保」は退院後の再診・看護サービス、または在宅看護サービスを被保険者に5回無料提供する。保険をかけた第1年目に、プラス3カ月の付加価値サービスもある。その付加価値サービスの提供期間は2021年10月1日から2022年12月31日までだ。

(情報提供:北京日報)