2024年度「北京普恵健康保(包摂的健康保険)」の集中加入期間は2023年12月31日24時に正式に終了した。同保険は北京市の補足的な医療保険として、基本医療保険と緊密なつながりを持つ保障内容となっており、基本医療保険の個人アカウントから保険料の支払いもできる。

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(画像提供:VCG)

市民と雇用主の保険加入ニーズに積極的に応えるため、「北京普恵健康保」プロジェクトチームは、2024年度の「北京普恵健康保」の加入期間を2024年1月31日まで延長することを決定した。保険料は一人当たり195元/年、保障期間は従来通り2024年1月1日から2024年12月31日までとなる。

1.保険に加入しているかどうかの確認方法

市民はまず「北京普恵健康保」WeChat公式アカウントをフォローし、下部のメニューバーから「个人中心→个人中心(個人センター→個人センター)」の順にタップし、2024年度個人センターを選択し、「去査看(詳細を見る)」をタップしてログインを完了し、「我的保単(マイ保険証)」をタップすると、保険に加入しているかどうかを確認できる。

2.保険賠償金の請求方法

都市部の従業員、都市部・農村部の住民および「新農合」医療保険の加入者に対して、「北京普恵健康保」ではショートメッセージなどの形式で加入者に積極的に連絡し、医療保険の保障範囲内の個人負担責任と医療保険の保障範囲外の入院時の個人負担責任に対して積極的に保険金を給付する。保険加入者は保険金支払通知を受け取った後、「北京普恵健康保」WeChat公式アカウントを通じて保険金の受取人口座などの関連情報を記入することができ、医療費の領収書などの保険金請求書類を提供する必要はなく(特殊な場合を除く)、保険金請求プロセスがさらに簡素化された。特別医薬品に対する保険金請求について、保険加入者は「北京普恵健康保」WeChat公式アカウントを通じてオンラインで保険金請求の申請ができる。

保険金請求者は医療費全額がスピード請求プロセスにより支払われるまで、受診の際の証憑、医療保険の精算書、カルテ資料を保管しておくこと必要がある。

3.健康サービスの申請方法

2024年度「北京普恵健康保」には、通院介助、訪問看護、在宅リハビリテーション、訪問検査、施設入居、生活ケアの6種類計49項目のサービスが網羅されており、保険加入者は通院後5回まで無料健康サービスを受けることができ、「北京普恵健康保」WeChat公式アカウントをフォローしてオンラインで同サービスの予約・利用の申請ができる。

4.同保険の加入資格

下記の①から④のいずれかに該当する方は、年齢や健康状態を問わず加入可能で、既往症を罹った方でも保険加入や保険金請求が可能となる。

①北京市の基本医療保険の保障期間内にある同保険の加入者(都市部従業員医療保険、都市・農村部住民医療保険を含む)

②北京市医療保障局などの関連政府部門による特定の管理対象者(北京市医療保障局の管理対象となる土地収用・「超転(土地が収用され、農民戸籍から住民戸籍に転籍する際の転職支援の年齢制限を超える者」、定年退職者及び軍隊幹部の定年退職者などの保険加入者を指す。)

③中央公費医療保険の加入者

④北京市の戸籍または居住証を持っており、かつ同市以外の地域の基本医療保険に加入している北京市に新たに転入した市民。

情報提供:央広網