フォーラムについて

2026-09-24

都市は、文明が発展する空間であり、現代化建設の担い手でもある。現在、世界の都市化は加速しており、2050年までに世界人口の7割近くが都市に集中すると予測されている。人口の急増、資源不足、ガバナンスの複雑化といった問題がますます顕在化する中、いかに都市ガバナンスを最適化し、住みやすさを向上させるかが、世界の都市が直面する共通の課題となっている。デジタル・インテリジェンス技術の急速な進化は、都市の包摂性、グリーン化、持続可能な発展に新たな道筋をもたらし、都市ガバナンスのあり方に大きな変革をもたらしつつある。未曾有の機会と課題に直面する中、世界各地の都市は果敢に改革を進め、革新を模索し、数多くの貴重な経験を生み出している。グローバルな対話を強化し、デジタル・インテリジェンス分野での協力を深化させ、都市ガバナンスの現代化を共に推進することは、各国の都市が手を携えて課題に立ち向かい、人類文明の進歩を促すための共通の使命となっている。

北京は、長い歴史を有する文化都市であると同時に、活力に満ちた現代的な国際大都市でもある。面積は1万6000平方キロメートル、常住人口は2100万人余りに上る。都市ガバナンスの課題に対応するため、北京は2019年以降、市民サービスホットライン「12345」を主要な窓口として「市民相談への即時対応」改革を推進してきた。市民の「声」に真摯に耳を傾け、一つひとつの要望・相談に積極的に応え、迅速かつ効率的に対応している。また、デジタル・インテリジェンス化の潮流に対応し、デジタル・インテリジェンス技術と都市ガバナンスの深い融合を推進している。市民生活に関する膨大なデータを活用し、そこから規則性を分析・把握するとともに、頻発する共通の課題に対して主体的かつ的確なガバナンスを行っている。さらに、「民情指数」を構築し、市民生活に関するシンクタンクを設立した。7年余りの間に、市民からの要望・相談を累計2億件受理し、解決率と満足度はいずれも97%を超えた。これにより、公共サービスを一貫して管理する、完全かつ効果的な仕組みを構築し、市民からの声を原動力として都市ガバナンスの現代化を推進する新たな道を模索し、切り開いてきた。

世界の都市ガバナンスにおける交流と相互参考を強化するため、中国社会科学院、中央広播電視総台、中国共産党北京市委員会、北京市人民政府は共同で「北京市民相談への即時対応改革フォーラム」を主催している。同フォーラムは「人民の都市を共に創り、素晴らしい未来へ」という恒久的なテーマを掲げ、2021年の創設以来、これまでに3回開催されている。2024年のフォーラムでは、「人間本位の都市ガバナンス現代化」を年次テーマとし、40カ国から170名余りの海外ゲストを含む3100名余りのゲストが参加し、一連の成果を発表した。また、期間中に初公開されたドキュメンタリー映画『あなたの声』は、中国全国で一般公開されたほか、複数の海外都市でも上映され、金鶏賞最優秀ドキュメンタリー賞、金熊猫賞「中国ストーリー国際発信賞」、中米映画祭年間最優秀ドキュメンタリー映画賞などを受賞した。

2年に1度の開催となる本フォーラムの2026年大会は、10月12日から13日まで北京で開催される予定で、今年のテーマは「デジタル・インテリジェンス時代と人民の都市」。開幕式及びメインフォーラム、分科フォーラム及びサロン、閉幕式などを予定している。また、「市民相談への即時対応」理論研究成果集、「市民相談への即時対応」英語専門書、「市民相談への即時対応」英語専門誌、世界都市ホットラインサービスとガバナンス効果・能力評価報告書、世界都市ガバナンスの代表的事例などの成果が発表されるほか、「市民相談への即時対応」に関する新たなドキュメンタリー映画も上映される。世界の理論・実務分野の代表者の積極的な参加を心より歓迎し、交流を深めながら、デジタル・インテリジェンスによって都市ガバナンスの現代化を推進する方向性と道筋について共に議論し、人類の都市文明のより良い未来を共に創造していくことを期待する。

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