清華大学は中国の著名学府で、北京市北西部郊外の風光明媚な清華園の中に位置しており、中国における高度人材育成と科学技術研究の重要基地であります。
前身である清華学堂は1911年に創設され、1912年に清華学校と改称されました。1925年に大学部と国学研究院が開設され、1928年に国立清華大学に改称されました。
1937年、抗日戦争が全面に勃発した後、長沙へ移転した清華大学は北京大学、南開大学と共に国立長沙臨時大学を結成し、1938年に昆明に移転し、国立西南聯合大学と名称を変更しました。1946年、北京の清華園に移転し、文系、法学系、理系、工学系、農業系等の5つの学院、26の学部を設けています。
1952年、中国全国の大学・学院の学部調整が行われた後、清華大学は多くの学部を持つ工業大学となり、重点的に国家のエンジニア技術人材を養成するところとなりました。現在、清華大学は20の学院、59の学部があり、理学、工学、文学、芸術学、歴史学、哲学、経済学、管理学、法学、教育学、医学等の11の学科を有する総合的で、研究型の大学となりました。
清華大学の教育理念は「誠実な人材を育成する」で、「自強不息、厚徳載物」(自らを向上させることを怠らず、人徳を高く保ち物事を成し遂げる)という校訓、「行動は言動に勝る」という精神を継がれ、清華大学は中国社会の福祉と世界の発展に取り組んています。