北京市文物局はこのほど、「八達嶺長城保護計画」を発表した。同計画によると、現在開放されている明時代の万里の長城の関城区間、水関区間、古長城区間の3つの展示区間に加えて、その両側に長城の開放・展示区間を拡張し、青龍橋区間と花家窯区間の長城を新たな開放・展示区間にする予定。また、石佛寺村、岔道城城堡、青龍橋口、石峡城堡などの長城沿線にある重要な場所を組み入れ、八達嶺長城の軍事防御システムの全体構造を展示する。
万里の長城(写真提供:vcg.com)
2025年までに、関城区間と水関区間の長城の一部開放区域が拡大される予定で、八達嶺中国長城博物館の改修・リニューアル及びデジタル化された「インターネット+」展示・陳列システムの構築を完了する予定だ。2030年には、関城区間から水関区間までの万里の長城がすべて開放され、中国長城博物館などの展示エリアの展示・陳列システムをさらに向上させる。
2031年から2035年にかけて、八達嶺長城は全面的かつ統合的に保護され、長城歴史文化研究拠点を建設する。
(情報提供:北京日報)