春の訪れとともに、北京の「三山五園(北京西郊に位置する皇室庭園群の総称)」は市民にとって春の行楽地として人気を集めている。これに伴い、同エリアへ向かう路面電車・西郊線は、まもなく花見シーズンのピークを迎える。乗客の利便性を高めるため、西郊線では3月14日より運行サービスを全面アップグレードした。

3月14日より、西郊線では全列車に2編成連結(重連)運転を導入する。これにより、1時間あたりの片方向の最大輸送力は通常時の2倍に向上し、国家植物園駅周辺の桃の花の鑑賞シーズンにおける混雑を緩和する。
また、突発的な混雑に備え、毎日予備の車両も待機させている。運行管理センターはリアルタイムで人の流れを監視し、変化を的確に把握している。一時的に人出が集中した場合、予備車両を随時投入し臨時列車を増発できる体制を整備している。
花見シーズンにおける国家植物園駅など主要駅の帰宅ラッシュによる混雑に対応するため、西郊線は週末・祝日の15時~17時の帰宅ピーク時間帯に、状況に応じて「出場時の改札」を免除する。この時間帯、乗客はカードやQRコードを改札機にかざすことなく、そのまま速やかに通過でき、ホームでの滞留時間を減らし、利用者の集中による過度の混雑を緩和できる。
「出場時改札免除」体制では、交通系ICカード「一卡通」の利用者は30日以内に再び軌道交通を利用した際、入場時に前回の運賃が引き落とされる。30日を超えて利用がなかった場合は、各地下鉄駅の窓口で追加運賃の支払いができる。電子QRコードで乗車した利用者は、出場後にシステムから精算案内が届くので、実際の乗車区間に応じてオンラインで精算できる。

過去のデータによると、西郊線の花見シーズンにおける週末・祝日の入場ピークは午前9時から12時、帰宅ラッシュのピークは午後3時から5時に集中している。人混みを避けて美しい花畑をゆっくり楽しみ、待ち時間や行列に並ぶ時間を減らしたい方は、ピーク時間帯を避け、8時前または14時以降の利用がおすすめだ。
特におすすめなのが「乗車駅をずらす」方法で、帰りは国家植物園の西門または南門から出て、近くの香山駅まで歩いて乗車すると便利だ。香山駅はホームが広く改札も多いため、入場後の待ち時間を短縮し、帰りの移動をスムーズにし、春の帰り道をより快適に過ごすことができる。

情報提供:北京新聞