北京中軸線の世界遺産登録2周年を記念し、中軸線沿いの文化施設や博物館で新たな展示が始まっている。正陽門城楼は6年ぶりに一般公開を再開し、新たな常設展示を公開した。また、北京古代建築博物館では「中国古代藻井芸術展」が開催され、北京・隆福寺万善正覚殿の明間藻井(装飾が施された天井)のデジタル保存成果が初めて公開されている。






正陽門城楼1階では、実物資料や史料、写真・解説資料、デジタル展示などを通じて、600年以上にわたる正陽門の歴史を紹介している。展示ホールには、古建築の寸法比に基づいて精密に復元された正陽門の建築模型も展示され、正陽門城楼、箭楼、甕城からなる本来の姿を忠実に復元している。
また、同展にはデジタル技術を駆使した展示も取り入れられており、北京アマツバメが正陽門の「案内役」となって、その歴史や変遷を来館者に紹介する。AIを活用したインタラクティブ展示では、北京旧市街の変遷を学ぶこともできる。
北京古代建築博物館で開催中の「中国古代藻井芸術展」では、貴重な所蔵品に写真や解説資料、映像などを組み合わせ、北京・隆福寺万善正覚殿の明間藻井の精巧な構造を紹介するとともに、各地域の藻井の様式的特徴を展示している。
同展の最大の見どころは、同館の「至宝」とされる天宮藻井の修復記録映像が初めて一般公開されたことだ。藻井の部材3点が15年ぶりに公開されたほか、藻井力士像の手の部材も今回初めて公開されている。同展の観覧に追加料金は不要で、会期は12月25日まで。
情報提供:北京日報アプリ