北京市・天津市・河北省の3地域はこのほど、河北省石家荘市で「北京市・天津市・河北省社会保障カード住民サービス『一卡通』協力枠組協定」を締結した。北京市・天津市・河北省における「一卡通」(通用できる社会保障カード)の構築推進、3地域における社会保障カードの居住省内外での即時適用、1枚のカードの多機能化、オンライン・オフラインでの利用の実現を加速させる狙いだ。第3世代社会保障カードへの切り換えを済ませた北京市民は、北京市・天津市・河北省の3地域での交通、文化観光など多くの場面で各種サービスを利用できるようになる。
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北京市の人的資源・社会保障部門は現在、第3世代社会保険カードへの切り換えに向けた準備を全力で進めている。北京市民は第3世代社会保障カードへの切り換えを済ませると、同カードを提示することで北京市・天津市・河北省の3地域で診療が受けられる基本的な機能のほか、同3地域でバス・地下鉄の利用、図書館での本の貸出、各主要博物館での観覧、観光年間パスの発行など、より便利な住民サービスが受けられるようになる。
北京市は交通・移動、医療保険・診療、公園への入園などの分野に重点を置き、サービスの適用範囲を引き続き拡大している。現在、市内全域のバス、地下鉄および一部の市所管の公園などの分野における同カードの適用に向けたシステムと附属施設の整備が完了し、医療保険、人的資源・社会保障の分野における関連システムと付属施設のリノベーションも最終段階に入っている。カード発行後、市民は同カードを提示することで診療が受けられるほか、バスや地下鉄の利用や、北京市内38カ所のP+R駐車場での割引料金の適用、銀行支店や北京交通ICカードアプリでのチャージ、北京市内の公園の年間パスや「京津冀名勝文化レジャー・観光年間パス」などの購入も可能になる。
(情報提供:北京日報)