北京市、年金と最低賃金の基準を引き上げ

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2025-08-08

このほど、北京市人的資源・社会保障局は2025年社会保険給付金と最低賃金調整方案を発表し、社会保険給付の水準を更に向上させた。

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画像提供:北京日報

最低賃金基準については、2025年9月1日から最低賃金基準が月額2420元から2540元に、フレキシブルワーカーの最低賃金基準が1時間当たり26.4元から27.7元にそれぞれ調整された。

基本養老金(年金)については、都市・農村部住民基本養老保険の基礎年金と高齢者保障福祉年金の基準が1人当たり月額40元増加する。そのうち、65歳未満の場合は月額37元、65歳以上の場合は月額42元それぞれ増加する。2025年1月1日からの都市・農村部住民基本養老保障給付金の新規受給者の基礎年金基準は月額998元、高齢者保障福祉年金基準は月額913元となる。

企業および公的機関の定年退職者(退職者・内部退職者を含む)の基本年金調整は引き続き定額調整、連動調整および適切な上乗せを組み合わせた方法で実施される。

具体的には、定額調整は1人当たり月額18元増加する。連動調整は2種類に分けられる。1つ目は納付年数が10年以上の場合は1年当たり月額1.8元増加し、10年未満の場合は月額18元増加する。2つ目は年金水準で、2024年度の北京市住民1人当たり可処分所得水準(7118元/月)を基準として二段階に分け、7118元を超える場合は1人当たり月額3元、7118元以下の場合は1人当たり月額18元それぞれ増加する。同時に、2024年12月の基本年金を基準として毎月0.15%の比率で増加する。

2025年も引き続き高齢定年退職者に対し適切な上乗せを行い、65歳以上の高齢定年退職者には上記の定額調整・連動調整後、月額10元から50元まで追加で引き上げる。

情報提供:新華社

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