2026年より新規申請者に第三世代社会保障カードを発行

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2025-11-25

このほど、「『北京市社会保障カード管理弁法』実施細則」が公布され、2026年1月1日より施行される。これに伴い、北京市では第一・第二世代の社会保障カードの発行を終了し、新規申請者には第三世代社会保障カードが発行される。

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第三世代カードには、国産暗号方式と非接触機能が新たに搭載される。従来の医療受診・医薬品購入や情報照会などの基本機能に加え、身分証明書としての利用が可能となり、人的資源・社会保障分野における各種手続きに利用できる。さらに、交通機関、公園年間パス、金融サービスなどの機能も追加される。

実施細則では、社会保障カードの受け取り後、市内の提携銀行窓口、市政交通ICカード直営窓口、または「北京一卡通」アプリでチャージすることにより、交通機能(バス・地下鉄などの有料利用)を利用できると定めている。利用範囲、有効期限、ルールなどは「北京市政交通一卡通」と同一となる。

対象となる所持者は、社会保障カード受け取り後、全市の公園年間パスサービス窓口または発行提携銀行窓口で公園年間パスを購入すると、公園入場(有料の年間パス購入後の公園観覧)機能を利用できる。利用範囲、有効期間、ルールなどは、「北京市公園年間パス(実体カード式)」と同一となる。

人力資源社会保障部及び北京市政府の指導の下、市内に多数のサービス拠点を有する商業銀行との連携により、社会保障カード業務を展開し、社会保障カードサービス拠点は従来の300カ所余りから4,000カ所近くへと大幅に拡大した。同時に、即時発行対応可能なサービス拠点も増設し、所持者は最寄りの発行銀行窓口にて申請・再発行・更新などの手続きが可能となる。

2026年1月1日をもって、北京市は第一・第二世代社会保障カードの発行を終了し、新規申請者には第三世代カードを発行する。既に第一・第二世代カードの所持者が再発行または更新を申請する場合も、オンラインまたは対応する連携銀行窓口で第三世代カードへの切り替えが必要となる。第三世代カードへの切り替え後、従来の第一・第二世代カードは新しいカードの利用開始時に失効する。なお、切り替え申請をされない場合、または新しいカードを未使用の状態では、従来のカードは有効期限を設けず、継続して利用できる。

情報、写真提供:北京日報

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