第13回朝陽国際人材起業大会開幕 ITEC2025グローバル創業 コンテストの賞金総額は5000万元超

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2025-05-28

5月21日、第13回朝陽国際人材起業大会(ITEC2025)が正式に開幕した。本大会はデジタル経済の最先端分野に焦点を当て、コンテストの刷新、シーン主導、エコシステムの再構築を通じて「人材で技術革新を牽引、技術で産業の飛躍的な発展を加速」という新たなイノベーションモデルの構築を目指す。また、同日より8月31日にかけて、ITEC2025グローバル創業コンテストのプロジェクト募集を行う。

今回のITEC創業コンテストは、「人材コンテスト」「業界別コンテスト」「特別コンテスト」の3つのコンテストからなる競技形式を初めて採用し、「早期発掘から育成の最適化、産業構造の転換」に至るまでのイノベーションエコシステム全体を網羅している。中でも、新たに設けられた「鳳凰若手人材イノベーションコンテスト」は、先見性の観点から世界各国の若手逸材及び初期段階プロジェクトを評価し、優勝者には朝陽区「鳳凰計画」への推薦資格が与えられ、インキュベーション支援、資金面での優遇措置、産業リソースの提供など、事業成長の全段階にわたる継続的な支援サービスを受けることができる。

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写真提供:視覚中国

大会では新たに「人工知能シナリオ特別コンテスト」を設け、「人工知能+メタバース」「人工知能+製造業」などの最先端分野をテーマに、革新的な技術ソリューションを世界中から募集すると同時に、朝陽区内の政府機関・国有企業・産業パークが有する人工知能実証ニーズを公開し、政界・企業間の連携により技術側と需要側のマッチングを推進することで、「人工知能+産業」融合による新たなモデル構築を推進する。

同コンテストの賞金総額は5,000万元を超え、最優秀賞の受賞プロジェクトには最大500万元の資金援助が提供され、1・2・3等賞の受賞枠はそれぞれ6名、10名、16名に拡大し、賞金はそれぞれ200万元、150万元、100万元となる。新設された「人材イノベーション賞」の受賞枠は30名で一人当たり20万元が授与されるほか、受賞者は「鳳凰計画」の優秀若手人材支援サービスの対象者として推薦される。

朝陽区は、受賞プロジェクトに対し、最大500平方メートルの専用オフィススペースと「コンシェルジュ型」インキュベーションサービスを提供する。受賞プロジェクトの創設者には、健康管理や交通手段など「1+8」項目の特典が与えられる。

その他、2年連続で受賞プロジェクトを推薦した機関または個人に対しては「朝陽人材誘致パートナー」の称号を授与するとともに、10万元の奨励金を贈呈する。海外の受賞プロジェクト推薦者に対しては最大100万元、「人材イノベーション賞」受賞者を推薦した者には2万元の奨励金を支給する。

(情報提供:北京商報)

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