北京、「AI最先端都市」建設、コア産業規模3,500億元近く達成

japanese.beijing.gov.cn
2025-06-20

2024年、北京市のAI関連企業数は2,400社を突破し、コア産業規模は3,500億元近くに達し、いずれも全国の50%を占め、中国「AI最先端都市」としての地位を確立している。

北京は全国重点実験室21施設を有し、国内トップ人材の40%以上がここに集積している。大規模モデルやエンボディードAIなどの分野に特化した、北京市AI分野重点実験室の第1陣として23カ所を整備している。

北京は多様な技術ロードマップの戦略的配置を堅持し、北京智源研究院や北京汎用人工知能研究院など4つのAI分野における新型研究開発機関を設立し、世界初のネイティブマルチモーダル大規模モデルEmuなど、世界的に先行する独創的成果を次々と生み出している。

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北京の独創的イノベーション能力は持続的に向上しつつあり、画期的な技術ロードマップを持続的に展開しており、世界初の光による次世代コンピューティングチップを開発したほか、国内初の64基GPUスーパーノードコンピューティングサーバーを先駆けて導入し、132種類の大規模モデルを登録・公開し、いずれも国内トップの実績を達成している。

北京市は資源配分の最適化を推進し、「北京市コンピューティングインフラ整備実施方案」を打ち出し、2024年には新規計算能力8,620Pを拡充し、累計インテリジェントコンピューティング規模は3万3000Pを突破した。国内初の「データ基盤制度先行区」を整備し、中国語インターネットコーパスCCI 4.0を公開するとともに、「北京AIデータ運営プラットフォーム」を稼働させ、180以上の汎用・業界別データセットを集約し、データ総量は2,000TBを超える。

今後、北京市は世界的影響力を持つAIイノベーション創出拠点と産業集積地の構築を加速させ、エンボディードAIや「AI+ライフ・ヘルスケア」といった先端複合分野への先行的な展開を図りながら、光による次世代コンピューティングチップや脳型人工知能などの画期的技術の育成を推進するとともに、汎用AI発展の新たな道筋を模索する。データと応用の統合的な発展を持続的に推進し、大規模モデル製品の実用化を促進し、実体経済へのAI技術の深い統合を早期に実現し、北京市全域にわたるAI発展を実現していく構えだ。

(情報提供:新京報)

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