中国最大のヒューマノイドロボット訓練場が北京で稼動 面積1万平方メートル超

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2025-09-29

このたび、中国最大のヒューマノイドロボット訓練場が北京市石景山区で正式に運営を開始した。

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ヒューマノイドロボットデータ訓練センター

訓練場に入ると、1万平方メートル以上の空間にはスマートマニュファクチャリング、スマートホーム、ヘルスケアサービス、5G融合の4つのカテゴリー、合計16の細分化されたシナリオが1/1スケールで再現されている。細部に至るまで実際の作業環境が忠実に再現されている。中国でシナリオを最も包括的にカバーし、シミュレーション精度が最も高い訓練場の一つである。

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卓上清掃

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ごみ分別回収

訓練場内では、身長1.66メートルのヒューマノイドロボット「夸父(Kuavo)」が各シナリオで懸命に「練習」に励んでいる。VR装置、モーションキャプチャーシステムなどの先進装備を通じて、ロボットは空箱の倉庫返却、資材の仕分け、計量・包装、製品の箱詰めなどの実用的なスキルを学習し、目標達成率は95%以上に達している。現在、これらのロボットは20以上の基本スキルを習得し、運搬、巡回点検、案内、配達などの多様な任務を遂行できる。

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消費財の箱詰め作業

紹介によると、この訓練場では年間600万件以上の質の高いデータを生成可能で、そのデータ規模は全国のヒューマノイドロボット訓練場で首位を占める。同訓練場は全プロセス標準化データ体系を確立し、異種データの融合と開放・協力を積極的に推進しており、提供されたデータセットは汎用ロボット基盤モデルの訓練に直接利用可能だ。これにより、業界向けにクロスエンティティ・クロスタスクのデータ公共基盤を構築し、中国のヒューマノイドロボット産業の標準化、規模化を支援する。

情報提供:「北京石景山」WeChat公式アカウント

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