このほど、北京・亦荘で開催された「北京量子産業エコシステムイノベーション発表会」にて、北京量子コンピューティング産業イノベーションセンターが正式に設立された。同センターは量子コンピューティング分野のオープンソースコミュニティの共同構築を推進するとともに、産業界のニーズを体系的に発掘し、実用可能なソリューションの早期確立を目指す。

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発表会では「量子-AI共創コンソーシアム」「北京量子コンピューティング産業イノベーションセンター」「量子情報特許プール」「『量子星座』新世代産業エココミュニティ」という四つの主要イノベーションプラットフォームが一斉に発表された。
そのうち「量子-AI協創コンソーシアム」は、新たな量子-AI融合アルゴリズムの共同研究プラットフォームを構築し、主流の量子計算ハードウェアとの互換性を図りながら、人工知能を応用した量子アルゴリズムを開発し、多様な実践シナリオを展開する。
「北京量子コンピューティング産業イノベーションセンター」は、北京市の量子コンピューティング多技術路線の協調発展計画に基づき、ソフトウェアと応用エコシステムの構築を推進する。量子コンピューティングの全チェーンにわたるソリューションを構築するとともに、オープンソースコミュニティの共同構築に取り組んでいく。
「量子情報特許プール」は、中核的特許の集中管理とライセンス委託メカニズムの最適化を通じて、技術成果の転化を加速し、産・学・研の深い融合を促進する。これにより、サプライチェーンの上流から下流までの関連企業に対し、強力な技術供給と生態系的支援を提供する。
「『量子星座』次世代産業生態コミュニティ」は、「オフライン集積型+オンラインオープンソース型」のデュアルトラック生態系を構築し、世界に先立つ量子科技イノベーションの先導区となることを目指す。
情報提供:北京日報