中国初の完全無人操縦自律型ヒューマノイドロボット案内ソリューション、北京で発表

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2025-12-15

北京ヒューマノイドロボット・イノベーションセンターは12月11日、中国初の完全無人操縦自律型ヒューマノイドロボット案内ソリューションを発表した。

このソリューションは、「慧思開物」汎用エンボディードAIプラットフォームを中核的な基盤とし、完全自律型案内、擬人化インタラクション、複数機体のスケジューリング、グローバルIoT連携などのコア能力を深く統合している。案内ロボットは人の介入なしに案内とデモンストレーションのシームレスな切り替えを実現できる。例えば、案内ロボットがゲストをコア展示エリアへ導くと、展示エリアの照明制御、スクリーンの動画の自動切り替え、各シーンのコンテンツの同時デモンストレーションといった指令をプラットフォームが自律的に発令し、連動プロセス全体の応答遅延は50ミリ秒以内に抑えられる。

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案内ロボットはまた、案内するシーンのニーズに応じて他のデモンストレーションロボットを自律的に呼び出すことができ、案内を「単一機体による解説」から「複数機体による連動」へとアップグレードさせた。さらに、このソリューションは「具身天工2.0」、「天軼2.0」などの機種に適合でき、案内や資材の運搬、投入、仕分けなどの多様なシーンにおける異なるタスクを遂行できる。

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今回のソリューションの発表は、ヒューマノイドロボットによる案内・接客シーンにおける規模的応用の潜在力を示すだけでなく、「慧思開物」プラットフォームが全体調整のハブとしての能力を有することを実証し、ヒューマノイドロボットによる案内が正式に「完全自律型・無人化」という新たな段階へと歩み入ったことを意味する。今後、このソリューションは展示室での案内、商業施設での接客、業務説明、文化観光地などのシーンに幅広く応用でき、複数機体の協調と全域連動を通じて、ユーザーにより専門的でリアル感があるインテリジェントサービス体験をもたらす。

情報提供:「北京発布」WeChat公式アカウント

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