第28回中国北京国際科学技術産業博覧会(北京科学博)が5月10日に円満に閉幕した。
今回の北京科学博では、5万平方メートルの展示エリアに国内外から800社を超える企業・機関が集結し、各種成果148件が発表され、商談マッチングイベントが37回開催された。会場では57件のプロジェクトが契約締結に至り、契約総額は5億9000万元にのぼった。72の国と地域から延べ7万人以上が会場を訪れ、オンラインでは延べ50万人以上が観覧した。

今回は、世界初や自主開発・自律制御可能なコアテクノロジー・キーテクノロジーが数多く集中的に展示された。中国科学院は、出力102キロワットに達し、海外の17キロワットの記録を上回る、世界初の100キロワット級フリーピストン熱音響発電プロトタイプを公開し、多様な熱源による高効率・静音発電を実現した。寒冷地の暖房などへの応用が期待される。また、中科量儀は中国初の角型モジュール式・無液体ヘリウム希釈冷凍機「凌開一号」を発表した。これは中国最大規模の量子計算専用冷却プラットフォームである。北京のイノベーション拠点としてのポテンシャルは持続的に向上している。北京市内12区が共同出展し、東城区の展示エリアでは歴史文化と科学技術イノベーションの成果を融合させ、朝陽区では18件の先端技術・革新的製品が初公開された。さらに順義区では生活密着型で産業支援型の革新的成果を多数展示し、人々を惹きつける「科学技術の磁場」を形成した。
北京科学博はプラットフォームとしてのハブ機能を十分に発揮し、地域連携・資源統合・専門的支援を推進することで、高効率に連動するイノベーションサービス・エコシステムを構築した。天津市の展示エリアでは、医薬品・ヘルスケア、低空域飛行活動による経済形態「低空経済」、新素材などの先端分野を中心に、成熟モデルの普及や成果の実用化における優位性を示した。河北省の展示エリアでは、スマート製造やグリーン・カーボンピーク・カーボンニュートラルなどの分野に焦点を当て、河北省の科学技術イノベーションの創出力と産業受け入れ能力の総合力を全面的にアピールした。また、広東省や重慶市など15の省・自治区・直轄市からの科学技術代表団が特色ある成果を出展し、長江デルタ地域、粤港澳大湾区(広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門両特別行政区によって構成される都市クラスター)、成渝地区(成都・重慶)経済圏の企業も、地域を越えた科学技術イノベーションの成果を集中的に披露した。
北京科学博は成果の実用化を重視し、展示と商談の融合を通じてイノベーションチェーンと産業チェーンの連携を促進し、国際経済・貿易協力の実務性と効率性を高めた。アストラゼネカ、サノフィなどのフォーチュン・グローバル500企業が多数登場し、腫瘍免疫やmRNAワクチンなどバイオ医薬分野の最先端研究成果を集中的に紹介した。また、上海協力機構加盟国による国家低炭素発展・カーボンニュートラル経路研修団や、中央アジア5カ国の貿易促進研修団に加え、ベネズエラ、アラブ首長国連邦、ヨルダンなど在中国大使館の代表団も来場し、展示・会議に参加した。さらに、全面的にグレードアップした北京科学博デジタルプラットフォームでは、業界分野と需給関係に基づく双方向の的確なマッチングとスマートマッチングが実施され、188件の商談が成立した。出展企業と業界関係者に対し、効率的で利便性の高いデジタルマッチングサービスを提供した。会期終了後も同プラットフォームは引き続き開放され、企業情報の長期掲載や常態的な商談マッチングを実施することで、「終わらない北京科学博」の実現を目指す。
情報提供:「北京発布」WeChat公式アカウント