
6月11日、北京経済技術開発区はAIバーチャルアイドル「尤栗(Yuri)」に対し、「サンドボックス審査認可」証書と「デジタル芸能人カード」を授与した。(撮影:新京報記者 李木易)
6月11日、北京経済技術開発区は、デジタルヒューマンによる営業性公演分野における「サンドボックス審査認可」証書授与式を行い、AIバーチャルアイドル「尤栗(Yuri)」に対して「サンドボックス登録証書」と「デジタル芸能人カード」を授与した。これにより、中国初となるデジタル芸能人を対象とした「サンドボックス審査認可」試行事業が、北京・亦荘で正式に始動したことになる。
「サンドボックス審査認可」モデルとは、企業に対して安全かつ管理可能な実証環境(サンドボックス)を提供し、その枠組みの中で試験的な事業運営を行えるようにする制度である。これにより、企業が市場参入や適正な事業運営へ移行するための橋渡しを行うとともに、新業態に対する実証の場を提供することを目的としている。
AIバーチャルアイドルの尤栗(Yuri)は北京経済技術開発区独自の「デジタル住民」とされ、SNS上で100万人以上のフォロワーを有し、成熟した技術力と商業運用の実績を備えている。先日、尤栗(Yuri)は同区で全国初となるデジタルアイドルの身分認証を取得した。今回交付された全国初の「デジタル芸能人カード」は、デジタルヒューマンのサンドボックス試行事業における専用のコンプライアンス認証証明であり、バーチャル公演主体の規範的な管理を目的としている。
コンプライアンスに基づく参入ルートの整備と並行して、同区は安全性を「サンドボックス審査認可」モデルの中核に据え、専門の審査チームを設置し、デジタルヒューマンの知的財産権の確定、大規模モデルのコンテンツ安全性、現場及びネットワーク運用の安全性などの重要な観点から、導入前の段階で厳格な安全審査を実施し、コンテンツセキュリティの確保に万全を期す。
さらに、関係当局は情報技術を活用し、デジタルヒューマンによる商業公演に対してリアルタイム監視を行い、リスク・潜在的危険の早期警告と人による迅速な対応を組み合わせた閉ループ型の管理体制を構築することで、革新的な取り組みを安全かつ管理可能な枠組みの中で推進していく。
情報提供:新京報