「HICOOL 2026グローバル起業家サミット」が、8月26日から29日までの4日間、北京市順義区の中国国際展覧センター(順義館)で行われた。
サミットでは、開幕式およびグローバル起業コンテストの表彰式、メインフォーラムのほか、8つのサブステージでの50を超えるテーマ別イベント、5つのテーマ展示エリアが設けられた。人工知能(AI)、エンボディドAI、量子コンピューティング、ブレイン・マシン・インターフェイスなど、先端科学技術や注目分野をテーマに、200件の先端技術プロジェクトと優良スタートアッププロジェクトが紹介された。
また、複数の産業対話や、「政府・産業・学術・研究・資本・応用」のイノベーション交流・マッチングイベントも数多く行われた。30以上の国と地域から600社以上のハイテク・イノベーション企業、1000人以上の投資家が参加し、来場者は世界各地から5万人を超えた。

HICOOLサミットの会場(写真提供:主催者)
開幕式では、4つの重要な発表が行われた。
HICOOL商学院名誉院長の李開復氏とスタートアップ・ワールドカップ共同創設者のビル・ライカート氏が共同で「2026年グローバル起業家インサイト報告書」を発表し、「キャメル企業」という概念を初めて提唱した。
「キャメル企業」は、事業サイクルが短く、立ち上げやすいうえ、環境変化への適応力や持続力が高いことを特徴とする。
また、世界の起業支援機関200社(団体)以上が参加する「グローバル起業サービス連盟」が正式に発足し、「グローバルOPC支援計画」が同時に始動した。さらに、中国科学院院士の程和平氏が中心となり、「パノラマ・デジタル生命国際大型科学研究計画」が立ち上げられた。
8月29日には、2024年チューリング賞受賞者のリチャード・サットン氏のチームとHICOOL受賞プロジェクトの「他山科技」が共同で設立した「ロボット自律進化学院」が正式に披露された。ロボットを「受動的な模倣」から「自律的な進化」へと発展させることを目指す。
メインフォーラムでは、「イノベーションの源流」「技術の転換点」「AIの実用化」「海外展開の突破口」という4つのテーマを中心に議論が行われた。
登壇者からは、2026年の中国におけるロボット完成機の生産台数が10万台を突破するとの見通しが示された。出席者はこのほか、大規模AIモデルの商用化、エンボディドAIの実用化、企業のグローバル競争力などについて意見を交わした。
HICOOLはアブダビ投資グループと協力覚書を締結し、優れたプロジェクトの中東・アフリカ市場への進出を支援する。
国際交流関連のイベントも数多く開催された。中韓青年起業イノベーションフォーラムや中央アジアイノベーション産業フォーラムなど、複数の国際テーマイベントが相次いで行われた。
世界トップクラスの大学を紹介する展示エリアには、20校以上の有名大学から70件を超える先端スタートアッププロジェクトが出展した。また、今回初めて設置された「HICOOL YOUNG」エリアでは、青少年AIアート展や青少年未来人材フォーラムなどが開催され、次世代へとイノベーションの裾野を広げた。
8つのサブステージでは計50のイベントが開催され、技術開発から市場展開に至るまで、各段階を幅広くカバーした。「HICOOL応接室」では細分化されたテーマフォーラムが複数開かれたほか、国際人材採用フェアのコーナーも初めて設けられ、有名企業32社が会場で人材募集を行った。
5つの展示エリアでは、研究・技術成果の紹介から産業化、イノベーションの創出、国際連携、投資支援によるエンパワーメントに至るまで、一連のエコシステムが総合的に紹介された。
情報提供:新京報