4月19日にスタートする「2026北京・亦庄ハーフマラソンおよび人型ロボットハーフマラソン」を前に、過去最大規模の事前「ナイトラン」が4月11日夜から12日未明にかけて、北京経済技術開発区で実施された。今回の「ナイトラン」は、本番のコース走行や運営管理、機器連携、緊急対応などを実戦形式でシミュレーションする全プロセス・全要素にわたるテストとして行われ、本番に向けた万全の準備を目的としている。

テストランに参加している宇樹科技の人型ロボット
今回のテストランには70以上のエントリーチームが参加し、そのうち4チームは海外からの参加だった。自律走行型と遠隔操作型のロボットが同じコースで競い合い、壮観な光景が繰り広げられた。数ある参加チームの中でも、今回初めてチームとして出場した宇樹科技(UnitreeRobotics)が大きな注目を集め、同社の主力ロボット「H1」が会場の焦点となった。黒い“レーシングスーツ”を思わせる外装のH1は力強い走りを見せ、伴走するサポートカーを一時追い越す場面も見られた。2025年の世界人型ロボット運動会で複数の優勝を飾った“ベテラン”であるH1は、身長約1.8メートル、体重約47~62キログラム。宇樹科技のテストでは、H1の実測最高速度は秒速10メートルに達し、人型ロボットの100メートル走における世界記録を更新し、人間の選手の限界に迫る水準とされている。
今回のテストランは「全プロセス・全場面・全要素」の基準に基づいて実施された。大会本番と同じ21.0975キロメートルのフルコースを使用し、夜間に本番と同様のタイムスケジュール、コースルール、運営体制に従って行われた初のリハーサルである。さらに、自律走行型と遠隔操作型の2種類のチーム、都市幹線道路とエコパークの2つの走行環境、技術競技とサービス運営の両分野を網羅し、全体を通じた負荷テストによって潜在的な問題を的確に洗い出し、運営プロセスの細部に至るまで最適化を図った。
世界初の人型ロボットマラソン大会として、今大会は規模、技術革新、組織運営の各面で新たな高みに達している。4月19日には、「人間とロボットが共に走る」ハーフマラソンが正式にスタートを切る。これは単なる競技にとどまらず、ロボット産業の発展を後押しするとともに、人型ロボットの実験段階から大規模な実用化への移行を加速させると期待されている。
情報提供:北京日報