一.「活動計画」の概要
(一)主要分野
1、首都の特色ある現代化産業体系における応用シーン
デジタル経済、グリーン経済、スマート製造、生産性サービス業、現代農業の5分野をめぐり、「データ要素×」、北京市・天津市・河北省水素エネルギー回廊、スマート工場、ヒューマノイドロボットの「大会・コンテスト」、AI+工業デザイン、スマート育種の基幹技術検証などの応用シーンを重点的に構築する。2、内需拡大に向けた応用シーン
越境融合消費、都市再生、スマート文化観光、スマート物流の4分野をめぐり、「2つパークと1つの川」などの都市活力エリアにおける文化・ビジネス・観光・スポーツ・展示の融合、「超現場(ライブ配信)」、工業遺産の再活用、スマートガイド、スマート倉庫、無人配送などの応用シーンを重点的に構築する。
3、都市ガバナンス分野の応用シーン
デジタル・スマート北京、ガーデンシティ、美しい農村の3分野をめぐり、革新的なスマートシティ管理とスマート交通技術の融合・応用、政務サービスの基盤モデルの活用、「ロボット+緑地管理」、「デジタル北京の村」などの応用シーンを重点的に構築する。
4、公共サービス分野の応用シーン
スマート教育、医療・衛生、高齢者介護・障害者支援・保育の3分野をめぐり、スマート授業、AI診断支援、信用医療、スマート高齢者介護などの応用シーンを重点的に構築する。
5、首都安全分野の応用シーン
レジリエントシティ、低空域安全、生産安全の3分野をめぐり、洪水防止・減災、緊急救援、スマートモニタリング・センシング・早期警報、北京市・天津市・河北省の協同による低空域の立体的な防御、スマート工事現場、工事安全モニタリングなどの応用シーンを重点的に構築する。
(二)重点的な取り組み
1、シーン供給の強化及び全シーン開放体制の構築
政府機関による先行的なシーン開放の推進、国有企業のシーン需要の開放推進、総合的な重要シーンプロジェクトの計画・整備、産業の共通課題に焦点を当てた「公募型難関攻略」の実施、北京市・天津市・河北省などの地域を跨いだ協同シーンプロジェクトの展開といった5つの活動を含む。政府機関は毎年、シーンの空間資源及び技術ニーズを5件以上開放し、影響力のある「初シーン」の形成を加速する。
2、需給マッチングの強化及びシーンの実施・実用化効果の向上
シーン需給マッチングサービスの強化、市場型のシーンイノベーション促進サービス機関の育成、新技術・新製品の「初試行・初導入」の支援の3項目を含む。「向新而行」シーンによる新たな質の生産力創出支援活動の役割を十分に発揮し、シーン応用事例のランキング公表制度の構築を模索する。
3、政策連携の強化及び新たなシーンの大規模応用の促進
各種イノベーション要素の充実、金融支援の強化、検査測定能力の向上、北京市の先進製造能力の強化支援、新技術・新製品及びシーンソリューションの海外展開支援の5項目を含む。金融機関による「シーンローン」「アプリケーションローン」「運転資金ローン」などの金融商品の開発を奨励するとともに、保険機関による新技術・新製品のライフサイクル全体を対象とした保険商品の開発を促進する。
4、改革・イノベーションの強化及びシーンの安全かつ秩序ある発展の促進
新業態・新分野における参入制度及び標準の整備、包摂的かつ慎重な監督管理メカニズムの実施の2項目を含む。「シーン監督管理サンドボックス」の構築を模索するとともに、シーン開放における「包摂期間」の管理及び柔軟な監督管理方式を導入し、適切な職務遂行を前提とした免責管理モデルを模索する。
二.政策Q&A
1.シーンとは具体的に何を指すのか?
シーンとは、新技術、新製品、新業態の産業化応用及びそれを支えるインフラ、ビジネスモデル、制度・政策を系統的に検証するための具体的な実証環境であり、技術と産業、研究開発と市場をつなぐ架け橋である。
2.「活動計画」では北京市のシーン育成・開放・応用に向けた取り組みをどのような側面から展開するのか?
回答:首都の特色ある現代化産業体系の構築、内需拡大、都市ガバナンス、公共サービス、首都安全確保の5つの側面から18項目のシーン構築分野を設定している。また、シーン供給の強化、需給マッチング、政策連携、改革・イノベーションの4つの側面から15項目の重点的な取り組みを打ち出しており、北京市のシーン供給能力と開放水準を体系的に向上させるとともに、新技術・新製品の実環境での迅速な改良と大規模応用を促進する。