2026年8月6日、北京市「両区(国家サービス業開放拡大総合モデル区・中国(北京)自由貿易試験区)」業務指導グループは『中国(北京)自由貿易試験区連携発展区整備に関する実施方針』を公表した。

本方針は、基本方針、医薬品・ヘルスケア、人工知能、集積回路、商業宇宙の4つの産業に係る11の施策、および協同推進体制の整備に関する5つの施策で構成されている。

一、基本方針

産業間連携を基盤に、医薬品・ヘルスケア、人工知能、集積回路、商業宇宙に焦点を当て、海淀、昌平、朝陽、順義、通州、大興、亦荘の7つの自由貿易試験区クラスターが所在する行政区と、豊台、石景山、門頭溝、懐柔の4つの行政区、計11の区域を連携発展区として指定する。「模範・先導、連携による相乗効果、共同建設・共有」という発展原則に従い、優位性のある産業、戦略的新興産業、未来産業の発展に焦点を当てる。制度の整合、産業間の相互連携、プラットフォームの融合を重点として、北京自由貿易試験区と連携発展区の協調推進体制および保障体制を確立・整備し、連携発展区を開放・イノベーションおよび産業高度化の新たな拠点として整備する。

二是医药健康产业联动任务。以昌平组团、亦庄组团为基点,以顺义组团为枢纽,协同昌平、亦庄、大兴、门头沟、通州、怀柔联动发展区,构建"昌平研发中试—亦庄、大兴、门头沟智造—通州医产协同—怀柔赋能及创新验证—顺义贸易流通"联动体系。打通研发创新和成果转化链条,建设全链条支撑平台,打造便利高效的产业服务体系。

二、医薬品・ヘルスケア産業の連携推進施策

昌平クラスターおよび亦庄クラスターを拠点に、順義クラスターをハブとして、昌平、亦庄、大興、門頭溝、通州、懐柔の各連携発展区と連携し、「昌平における研究開発・中間試験、亦庄・大興・門頭溝におけるスマート製造、通州における医療と産業の連携、懐柔における支援・イノベーション検証、順義における貿易・流通」という連携体制を構築する。研究開発・イノベーションから成果の事業化までの一貫した産業チェーンを整備し、全プロセスを支えるプラットフォームを整備するとともに、利便性が高く効率的な産業サービス体制を確立する。

三、人工知能産業の連携推進施策

海淀クラスターと亦庄クラスターを拠点に、海淀、石景山、順義、朝陽、豊台、門頭溝の各連携発展区と連携し、「海淀におけるイノベーション創出、石景山における人型ロボットのトレーニング、順義におけるスマート自動運転車の研究開発、亦庄・朝陽・豊台・門頭溝における産業応用、門頭溝における計算資源の供給」という連携体制を構築する。人工知能の研究開発・イノベーションエコシステムを構築し、「AI+」のビジネスモデルを発展させるとともに、計算資源やプラットフォーム施設を共有する。

四、集積回路産業の連携推進施策

海淀クラスターと亦庄クラスターを拠点に、順義、朝陽、懐柔の各連携発展区と連携し、「海淀における回路設計、亦庄・順義における生産製造、朝陽における光電融合、懐柔における基礎研究・イノベーションおよび試験」という連携体制を構築する。研究開発・設計におけるイノベーションを強化し、生産・製造を拡大するとともに、プラットフォームによる支援基盤を強化する。

五、商業宇宙産業の連携推進施策

海淀クラスターと亦庄クラスターを拠点に、亦庄、豊台、石景山の各連携発展区と連携し、「海淀における衛星コンステレーションの研究開発、豊台における衛星応用サービス、亦庄におけるロケットの研究開発、石景山における深宇宙探査」という連携体制を構築する。研究開発と実用化を推進するとともに、サービスプラットフォームを共同で構築・共有する。

六、協働推進体制の整備

制度面での連携を強化し、各連携発展区が自由貿易試験区と並行して試行的な取り組みやストレステストを実施することを支援する。政策面での連携を推進し、必要に応じて市レベルの管理権限を連携発展区に委譲する。プラットフォームの共有を促進し、地域をまたぐ科学技術イノベーションプラットフォーム、機能型プラットフォーム、総合サービスプラットフォームのほか、実験室や大型科学施設などを共同で構築・共有する。着実な実施を図るため、各連携発展区が所在する行政区は運営体制を確立・整備し、各連携発展区の整備計画を策定する。また、広報・交流を深化させ、各連携発展区と北京自由貿易試験区との間で経験や情報の共有を強化する。